現地時間2021年3月14日に開催された【第63回グラミー賞】でパフォーマンスされた全ての楽曲の全米におけるセールスが、当日急上昇したことがMRCデータによる初期レポートで分かった。
パフォーマンスされた楽曲の3月14日のトータル・セールス数は40,000で、授賞式前日の合計9,000から330%増となった。今回の集計には、故ケニー・ロジャースのトリビュートとして披露された「Lady」など、番組中にカヴァーされた楽曲のオリジナルまたはヒット・バージョンのセールスも含まれている。番組内で「Lady」は、楽曲のソングライターでもあるライオネル・リッチーによりパフォーマンスされた。
以下、授賞式当日の3月14日に最も売れたパフォーマンス楽曲のTOP10となる(セールス数/前日比)。
BTS「Dynamite」(10,500、2,748%増)
シルク・ソニック「Leave the Door Open」(5,100、144%増)
ハリー・スタルズ「Watermelon Sugar」(2,600、945%増)
デュア・リパ「Levitating」(2,600、121%増)
ブラック・ピューマズ「Colors」(2,600、1,850%増)
デュア・リパ「Don’t Start Now」(2,600、98%増)
ミッキー・ガイトン「Black Like Me」(1,600、13,225%増)
カーディ・B「Up」(1,600、5%増)
ビリー・アイリッシュ「everything i wanted」(1,300、812%増)
マレン・モリス「The Bones」(1,000、641%増)
今年最多4部門に輝き、【グラミー賞】総獲得数が女性アーティストとして史上最多の28となったビヨンセ。この記念すべき28個目のトロフィーを受賞したのは<最優秀R&Bパフォーマンス>部門での「Black Parade」で、パフォーマンスは行われなかったものの同曲のセールス数は前日から743%増となる200となった。
番組では<最優秀R&Bパフォーマンス>以外に11部門の受賞者が発表されたが、そのうち当日最も売れた受賞アルバムは、<年間最優秀アルバム>に輝いたテイラー・スウィフトの『フォークロア』で、セールス数は1,300(前日から3%増)だった。一方、当日最も売れた受賞楽曲は、オープニングを飾ったハリー・スタイルズによる「Watermelon Sugar」だった。以下、番組中に発表された受賞作品の当日の全米セールス数と前日比となる。
<年間最優秀レコード>ビリー・アイリッシュ「everything i wanted」(1,300、812%増)
<年間最優秀楽曲>H.E.R.「I Can't Breathe」(800、4,641%増)
<年間最優秀アルバム>テイラー・スウィフト『フォークロア』(1,300、3%増)
<最優秀ポップ・ヴォーカル・アルバム>デュア・リパ『フューチャー・ノスタルジア』(700、111%増)
<最優秀ラテン・ポップ/アーバン・アルバム>バッド・バニー『YHLQMDLG』(100以下、207%増)
<最優秀R&Bパフォーマンス>ビヨンセ「Black Parade」(200、743%増)
<最優秀ラップ・ソング>メーガン・ザ・スタリオン「Savage feat.ビヨンセ」(700、422%増)
<最優秀メロディック・ラップ・パフォーマンス>アンダーソン・パーク「Lockdown」(100、594%増)
<最優秀カントリー・アルバム>ミランダ・ランバート『Wildcard』(200、49%増)