また、1月12日に放送された「ロンドンハーツ」(テレビ朝日系)では、松陰寺は将来、報道番組をやりたいという願望を明かしている。ブレーク前のツイートで「どこの神社にお参りするより緊張する、それが靖國神社」「英霊の安らかなご冥福をお祈り致します」という、政治色を感じさせるつぶやきが話題になったこともある。

 社会に対して自分の意見を持っているのはいいことだが、過去にはお笑いコンビ・8.6秒バズーカーが、コンビ名の「8.6秒」が原爆投下と結び付けられるという臆測が広まり“反日芸人”の疑惑を持たれ、SNSなどで炎上したこともある。そんな政治色がマイナスに作用し、思わぬところで足をすくわれないかという点は心配になるが……。

「相方のシュウペイ(33)の存在によって硬くなりすぎず、バランスが取れています。シュウペイは母性本能をくすぐるようなタイプで、例えば、『スッキリ』(日本テレビ系、1月13日放送)では、以前にテレビで『難しい漢字が得意じゃない』と話したところ、漢字全てにふりがなをふったファンレターが女子高生から届いたと話していました。また『ゴッドタン』(テレビ東京系、2020年7月11日放送)では、松陰寺がシュウペイについて、『3行以上のせりふを覚えられない』と告白。ネタを書くときはシュウペイのセリフが3行以上にならないように気を付けているそうです。そんな人柄はコンビの良い中和剤になっているのでしょう」(同)

■第7世代いちの苦労人

 さらに、シュウペイにはもうひとつ意外な一面を持っている。女性誌の芸能担当記者は言う。

「シュウペイは“生きがい“と公言するほどKinKi Kidsの大ファンなんです。KinKi Kidsの番組でサプライズとしてリモートで本人たちと対面した際は、『え? 何? どういうこと?』とパニックになり、顔が真っ赤になるほど大号泣。松陰寺が『芸人のリアクションをしよう!』と突っ込むも『できないよ~』と返し、『芸人として頑張って良かった』『KinKi Kidsが大好きでよかった』と感激してました。しっかり者の松陰寺と、何をしても憎めない、愛されキャラのシュウペイという2人のバランスはとてもいいと思います」

次のページ
意外にも主導権を握るのはシュウペイ