8日、秋篠宮家の長女・眞子様との婚約が内定している小室圭さんが、文書を公表した。母親と元婚約者の間にあったとされる「金銭トラブル」について説明する内容で、字数にして6万字以上にも及ぶ「長さ」も話題を呼んでいるが、文書にはどのような意図が込められているのか。精神科医の香山リカ氏に見解を聞いた。
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文書は概要も合わせると28ページ。6万字を超える膨大な内容だ。書面に目を通した香山氏は、次のように所感を語る。
「アメリカで一生懸命法律を勉強されて、得てきた知識を駆使しているのでしょうが、文章からは肩に力が入っている感じがします。これで『論理的に説明したつもり』になっているのだと思いますが、文面の裏には『強い感情』も透けて見えますね」
それはどんな感情なのか。香山さんは続ける。
「文書には『悔しさ』や侮辱されたことに対する『悲しみ』、『怒りに基づく執念』などがにじんでいるように思えます。これまでの報道についても「目を伏せる」のではなく、きちんと目を通しているのだということが分かります。これで結婚がうまくいかなかったら、『怒りの怪物』のようになってしまわないか心配です」
香山さんが注目したのは、「名誉」という言葉。例えば、金銭トラブルについては「切実に名誉の問題でもありましたし、今でも同じように受け止めています」という表現で自身の見解を述べている。この部分だけでなく、「名誉」という言葉は、文書の複数カ所で見受けられた。これについて、香山さんは小室さんの「自尊心」の表れだとみている。
「文書では何度も『名誉』という言葉が出てきますが、とにかく自分が低く見られたり、軽く見られたりすることはしたくないというプライドのようなものが表れていると思います。小室さんはこの数年、世間からさまざまなバッシングを受け、苦労して過ごしてきたはず。今回の長文の書面を公表した背景には、『世間を見返す』というまではいかないにしても、社会や世間の評判に対する自分なりの反発心のようなものがあったのではないでしょうか」