そんな鈴木だが、芸能人としての将来像に関しては、まだ方向性が定まっていないようだ。
「将来は『何でも屋さん』になることが目標だと最近、インタビューで話してました。役者だけでなく、歌やYouTube、野球の仕事もしたいそうで、文章や音楽制作も勉強したいとか。俳優業に関してはいろいろな役ができるようにレッスンをしているとも。とにかくやりたいことがいっぱいあって、今は演技や音楽から本も書く星野源を目指しているそうですよ。『マルモのおきて』で共演していた芦田愛菜ちゃんは何事も完璧で上品というイメージがありますが、福くんは素朴で素直な高校生っぽさがある。俳優としては福くんのような親近感がある役者も必要ですし、需要は尽きないと思います」(同)
TVウオッチャーの中村裕一氏は、そんな鈴木の現状と今後についてこう分析する。
「知名度は全国クラスですが、俳優としてはこれからといったところでしょう。とはいえまだ16歳。誠実かつ実直な人柄で誰からも愛される彼ですので、興味や関心のあることに飛び込み、自分がどの道に合っているのか見定めていくプロセスを、きっと多くの人が応援してくれることでしょう。一方、最近では妹の鈴木夢(ゆめ)と鈴木誉(ほま)、弟の鈴木楽(たの)と一緒に番組出演する機会も見られ、頼もしい兄としての一面も見せてくれています。もしかしたら長い芸能生活を通じてマネジメント能力が開花し、将来はプロデューサー的なポジション、はたまた会社社長として成功を収めるかもしれません」
コミュニケーション能力も高く謙虚な鈴木福。このまま素直に成長すれば、何をしてもうまくいきそうだ。(丸山ひろし)