大久保佳代子(C)朝日新聞社
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 今年50歳を迎えたお笑いコンビ・オアシズの大久保佳代子。2013年に「最もブレイクした芸人」に選ばれたのは40代になってからだ。現在も「ノンストップ!」(フジテレビ系)や「ゴゴスマ」(CBCテレビ)などのレギュラー番組を抱え、独身ネタや毒舌を織り交ぜたトークで多くのバラエティー番組で重宝されている。

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 一方、最近は女性芸人の笑いの取り方に変化が起こっている。特に顔や体形などをネタにする“容姿いじり”はこれまでさまざまなバラエティー番組で見られ、もはや定番となっていた。が、ここ最近は芸人同士での合意や信頼があっても視聴者から批判の声が上がることがあり、めっきり減ったのだ。

 そんな中、3月10日に放送された「バナナサンド」(TBS系)での大久保のコメントが興味深い。容姿いじりがNGになった今のテレビについて言及し、「こっちなんかはイジられて一発目の笑いを取るみたいな時代があった。そしたら、(最近は)やらなくなるじゃないですか」と大久保。バナナマンの設楽統が「(容姿がいじられることが)武器だったというところもあるじゃないですか」と返すと、大久保は「1つ武器を取られた感じはある」と話した。

 しかし、これまで使っていた“武器”をとられた大久保が笑いを取れなくなったかといえば、そうではない。反対に、露出は増えているように見える。テレビ情報誌の編集者はこう分析する。

「最近、『仕事は全部受けると決めている』とバラエティー番組で話していました。『若いグラビアアイドルの子にかみついてください』という依頼もあるそうで、これも大久保は『何の因縁もないのにかみついてくださいっていうのも、何の疑問も持たずかみつきます。プロのスナイパー並みに』と打ち明けてましたね。また、『キャラに振り回されている』とも話していて、最初はOLキャラで、その後に性欲が強いキャラとなり、さらに性格の悪い嫌なことばかり言う人になり、結果ドスケベで性格が悪いOLのキャラができ上がったとか。ちなみに、大久保いわく『こんなんじゃなかった』そうで、小さい頃は良い子、将来の夢は獣医師になることだったそうです」

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丸山ひろし

丸山ひろし

埼玉県生まれ。大学卒業後、出版社に勤務し雑誌編集業務に従事。その後ライターに転身し、現在はウェブニュースや、エンタメ関連の記事を中心に執筆している。

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