桃田は今日25日に男子シングルスの初戦で、世界ランク88位のティモシー・ラム(米国)と対戦する。対戦を前に自身の思いをツイッターに綴っている。

「五輪が始まります。今回の五輪は色々な人の色々な思いのある大会だと理解しています。本来であれば、海外の数多くの人々が日本の良さでもあるおもてなしの心、日本の伝統や歴史など日本の文化を感じてもらえる大会になっていたと思います。コロナで状況も変わり、僕らアスリートにとっても、どのように発信していいのか難しいのも事実です。観客の声援を聞く事で、苦しい時に何度も這い上がれた事も多かった。だからこそ共に同じ場で戦いたかった」と複雑な胸中を明かした上で、「この東京五輪は僕にとっても、楽しみにしていた大会。生まれてから、色々な人が僕を支えてくれた。福島での震災時も地域の人や関係者がバドミントンを出来る環境を準備してくださったり、今に至るまで、色々な事が起きたときに支えてくれたのは家族や周りのサポートしてくれる関係者や仲間だった」と感謝の念を綴った。

 最後に、「アスリートとして、僕はこの大会に感謝の心を持ち、無観客であっても、皆さんと共に戦っている事を忘れずにコートに立ちます。TVやメディアを通じて応援お願いします。この五輪ぜひ僕らアスリートを応援してください。よろしくお願いします」と呼びかけた。

 絶対的王者が地元開催の五輪で頂点に返り咲く姿を見たい。(牧忠則)

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