■不倫略奪婚イメージが足かせに?
とはいえ、今回の破局ですべてが好転したわけではない。突然のキャラ変に対し、「やっぱり肉食だったのか」「原さんの家族を離散させたのでは?」との否定的な声もSNS上では散見される。民放バラエティ制作スタッフはこう明かす。
「こじるりさんと原さんの出会いは2019年1月の『世界ふしぎ発見!』での対談でした。その後、原さんが離婚されたのは2020年の3月で、2人のお泊り泊が報じられたのは同年8月。時系列的には“お付き合い”がかぶっていた可能性は高いため、ネットでは『不倫略奪婚』だと騒がれていました。つまり、その時点でこじるりさんの好感度は相当落ちていたはずで、破局後に『スッキリしました』と言われても、『人の家庭を壊しといて何を言ってるんだ』と思っている人もいるでしょう。こじるりさんの恋愛赤裸々トークが番組サイド的にはウェルカムでも、女性視聴者は彼女を見て不快感を示すことがあるかもしれない。こじるりさんは以前から業界内で“肉食系女子”だという話は知られており、好きになったら自分から迫っていくタイプなので、『付き合う前にいたす』というのも非常に彼女らしいコメントだと思いました。今後は肉食系赤裸々キャラをうまくコントロールしながら、女性視聴者からは総スカンを喰らわない方策を考えたほうがいいでしょうね」
TVウオッチャーの中村裕一氏は、小島瑠璃子のタレントとしての魅力を次のように分析する。
「もともと彼女はホリプロタレントスカウトキャラバンでグランプリを受賞したことが出発点です。事務所の先輩である綾瀬はるかのように女優として活動する選択肢もあったと思いますが、好感度重視のバラドルの道を歩んでいきます。その後、持ち前の勘の良さと瞬発力あふれるコメント、絶妙な立ち回りで結果的には大成功を収めますが、かつてはその“そつのなさ”が鼻につくところもあったのではないでしょうか。それが今回の破局報道によって、彼女の人間くささが垣間見える結果に。女性からは相変わらず厳しい声がありますが、それも年齢とともに少しずつ回復していくのではと思います。なにより彼女の持ち味は、たとえ大物相手でも、どんな状況でも物怖じしない胆力と攻めの姿勢です。破局を迎えてバラエティ露出を増やしているいま、間違いなく次代のバラエティを担う貴重な存在だと思うので、ここからどのような展開を見せていくのか非常に楽しみですね」
エリート女性タレントがぶっちゃけキャラに生まれ変わって迎えた第二幕。どこまで飛距離を伸ばすのか、注目したい。(藤原三星)