「日本の人口構造を見てください。今や半分が50歳以上で、団塊ジュニアがあと数年でここに入ってきますから、ボリュームゾーンは圧倒的に50代以上にあるのです。これは一時的な傾向ではなく、今後ずっと続きます。人数が少ない世代に絞ることは縮小路線に陥る危険性があります」
日本テレビ、TBS、フジテレビの3局に改めて50代以上の位置付けを尋ねると、日テレはその点についてはコメントなし、TBSとフジは直接は答えないものの、「幅広い年齢層の皆さまにご覧いただきたい」とする趣旨の回答だった。
いずれにせよ“若返り路線”は続く。50代以上はテレビとともに育った世代。テレビはそこから離れていくのか……。(本誌・首藤由之)
※週刊朝日 2021年8月6日号
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