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安田大サーカスのクロちゃんが、気になるトピックについて“真実”のみを語る連載「死ぬ前に話しておきたい恋の話」。今回のテーマは「コロナ感染」。先月、新型コロナウイルスに感染したクロちゃん。入院中には、高熱が続き、肉体的にも精神的にも弱くなっていたという。そんなクロちゃんを支えたのは、SNSのコメントや友人などからの励ましの連絡だった。クロちゃんが、コロナ感染を振り返る。
【写真】おもわず二度見してしまうツッコミどころ満載のクロちゃん宅の風呂場
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先月、ボクはコロナに感染した。たくさんの人に心配をかけてしまい、仕事にも穴をあけてしまって、ほんとうにごめんなさい。それに、24時間体制で、つねにボクを診てくれていた医療従事者の方々には、もう感謝しかありません。「健康」でいれるということが、こんなにも幸せなんだって、改めて今、実感しています。
ボクの感染が発覚したのは7月18日。最初の異変は、熱っぽさだった。その日は、夜に仕事があったんだけど、現場に向かっている途中に、なんかいつもの疲れとは違う妙なダルさのような症状が出てきたの。
ボクは、つねに体温計を持ち歩いているから、試しに測ってみたんだ。すると、「37度5分」の表示が。「もしかして…」と、すぐにコロナのことが頭をよぎったよ。信じたくない気持ちは当然あったけど、ボクは、マネージャーに電話して、PCR検査を受けにいった。
結果出るまでの数時間は、いろんなことを考えたよ。「もし、感染していたら仕事に穴をあけてしまう、どうしよう」とか、「この数日、誰と仕事したっけ…」とかね。最悪な状況を考えると、とても不安だった。でも、時間が経つにつれ、冷静にとらえはじめている自分もいた。熱も、どんどん上がっていたし、きっと、心の中では、もう覚悟をしていたのかもしれないね。
数時間後、案の定、「コロナ陽性」と連絡があった。2日間は自宅療養。その後、入院となった。
入院してから、すぐにレントゲンを撮った。ボクの診断は「中等症」。自分の感覚では、「たしかに熱はちょっと高いけど、そんなひどくはないだろう」と思っていたから、この結果にはすごく驚いた。自分の感覚なんて、まったく当てにならないなって改めて思ったよ。