「プライベートの服装も『暗いって言われる』と、インタビューで話しています。落ち着いた色が好きらしく、『何系のファッションが好き』というのはあまりないとか。一方、昨年『Ray』のインタビューでは『ここ2年で大きく変わったのは、ピンクを好きになったこと』『子どもっぽく見えそうで苦手意識があったんですが、今はむしろ身につけたい』とも話していて、趣向は変わっているかもしれませんが」(同)
■ドラマの主役は未経験
注目株の一人とはいえ、芸能界で「20代前半の女優」は激戦区。今田もたびたびライバルと比較されているが、本人はどう考えているのだろうか。
「座右の銘が『8勝7敗』だそうで、オーディションに全く受からない時期に、事務所の社長から『1個多く勝てば負けてもいいから』と言われて、今でもその言葉を大切にしているそうです。7月のWEBマガジンの記事では、『同世代で一番になりたいという気持ちはない?』という質問に、『みんなそれぞれ違うし、凄いな、可愛いなと思うことはあっても、自分が同じようになれるかというと絶対ない』と答えていたのが印象的でした。女優として引っ張りだこなのに、浮かれずに地に足のついたところも好感が持てます。派手な顔立ちと私生活や性格のギャップがお茶の間に浸透すれば、より人気も集まると思います」(同)
ドラマウオッチャーの中村裕一氏は、今田の今後についてこのように分析する。
「『おかえりモネ』東京編では、主要キャラクターとして、ここまで抜群の存在感を発揮しています。彼女が演じる莉子が清原果耶演じるヒロイン・百音と今後どのような関係になっていくのかまだ分かりませんが、数々のエピソードを通じ、視聴者の印象に残る演技をきっとみせてくれるでしょう。そんな彼女も、ドラマの主演は未経験。今はどんな役でも演じ、さまざまな先輩たちの芝居に触れて、自分の演技をじっくり磨いている段階だと思いますが、女優としてのポテンシャルはかなり高いと思いますので、そう遠くない将来、準主役さらに主役として大活躍しているのではないでしょうか」
インドア派という私生活を存分に生かして、将来的には“干物女子”のような役どころも見てみたいものだ。(丸山ひろし)