リストには、動物に感染があるのか、それは自然感染かそれとも研究室で行われた実験で感染が確認されたのか、感染しやすいのかどうか、感染した場合には、何かしらの症状が見られるのか、他の動物やヒトへの感染があるのかどうかが記されています。例えば、身近な動物の猫は感染しやすく、猫同士でウイルスが広まりやすいことがわかっています。
Q:ペットから人に感染することもあるのでしょうか。
A:さほど神経質になる必要はないと思います。OIEによれば、現段階では、新型コロナウイルス感染症は、ヒトからヒトへのものであり、ヒトの身近にいる動物の中には感染するもものがあるが、それらの動物からヒトへの感染は認められていません。
ただし、身近に存在する動物ではないが、デンマークでは、ヒトから感染したとされるミンクから、再度ヒトへの感染が認められています。でも、これが現在のところ、唯一の動物からヒトへの感染例ですね。
Q:私たち飼い主がペットに感染させてしまわないかも心配です。
A:ヒトから動物へは感染の可能性がりますが、その数はわずかで、そのほんどが身近な感染者からのもの。ペットへの感染をできるだけ防ぐためには、飼い主が自身の感染予防対策をすることが最も大切ですね。
感染予防を図りながらも、犬の健康のために散歩や運動は重要です。飼い主が自身の感染予防対策をする上でも、犬の感染をできるだけ防ぐためにも、人が多く集まるところは避けたほうがいいでしょう。
散歩や屋外での運動時には、犬に必ず引綱(リード)でつないでおくようにすれば、不意に他人に近づいたり、落ちているマスクを咥えたり、その他想定外の危険なできごとから犬を守ることができます。
飼い主同士の立ち話は避け、通行人や他の犬との距離を十分に保つように心がけましょう。また、帰宅後は、飼い主は自分の手洗いを行い、犬のリードの消毒等、感染対策を必ず行うようにしてください。