GACKT(c)朝日新聞社
GACKT(c)朝日新聞社

 歌手のGACKTが重度の発声障害により、無期限休止を発表した。健康状態が心配されるところだが、公式サイトを通じて同日にコメントを発表した。「みんな心配かけた。たくさんのメッセージありがとう。大丈夫、まだ生きてた。アハハハ」と明るく振る舞った。そのほかにも、医師やエージェント、関係者と話し合いをしたうえで治療を最優先にすることを決めたことや、アルバムやツアーなどについて「約束はどんなことがあっても必ず果たします。待っててください」とファンに約束した。

【写真】同じく超ストイックな食事制限で体重67kgから減量した女性タレントはこちら

 GACKTは発症した病気について、「何年かに一度、起きてるやつ。まあ、慣れてるっちゃ慣れてる。ここ最近は起きてなかったから、調子良くなったのかなって思ってたんだけど」と明かした上で、「原因はわからないけど上手に声が出せません。10年前からは持病を治すため海外に環境を整え、療養などを行いながらここまで来たんだけど、今回のことが原因なのか、過去の積み重ねてきたものが原因なのか、神経系疾患が関係しているのか、突発性の発声障害のような状態になってます」と告白した。

 原因不明な病気だけに、ストレスや悩みは深いだろう。ただ、GACKTのメッセージに弱音や後ろ向きな言葉は見られない。

 民放テレビ関係者は「ストイックなGACKTさんらしいですね。おそらく彼の生活はアスリート以上に自分を律する日々だと思います。一切、妥協をせずに厳しいトレーニングで自分を追い込む。筋肉がついた引き締まった体は日々の鍛錬の賜物です」と証言する。

 日々のトレーニングだけではない。食生活もまねできないほどストイックだという。GACKTは、26歳の時に「米を食べない」と決意。2019年2月に放送された日本テレビ系バラエティー番組「しゃべくり007」でその理由について、「成功するには自分の一番好きなものを置いていこうと思ったんですよ」「同時に好きなものを2つは手に入らないじゃないですか」と語っている。大好きなお米を20年間食べず、野菜中心の食生活で普段は8%、ライブ前は6%まで絞った体を維持しているという。

次のページ