一方、眞子さまについては、皇族としてのふるまいを期待してきたからこそ、厳しい声があがった。
「皇族の方が大切にされているという『国民に寄り添った』言動が見られない。皇族の方も私を優先させるただの人間である事を実感し、とても悲しく思います。一個人である前に皇族たる宿命を全うしていただけていると、感謝の思いと心から信頼申し上げておりましたが、崩壊した様な気がしてしまいました」(40代女性)
「結婚は2人の意志で」という考え方についても、共感を示す人は少なかった。
「この結婚に賛成の方は『個人の自由』と言うのかもしれませんが、皇族と国民は違います。秋篠宮殿下は憲法を引き合いに結婚を『認める』とのご発言でしたが、都合の良いところだけ憲法を持ち出しています」(30代女性)
批判の声に拍車をかけているのが、小室さんが国民の目には特別扱いを受けているように映っていること。留学先のフォーダム大学の公式サイトで、「ケイ・コムロ 日本のプリンセス・マコのフィアンセ(婚約者)が入学へ」と紹介されたこともあった。また、今回の帰国時の警護の様子は大きくメディアで取り上げられた。小室さん自身が望んだことかどうかはわからないが、国民の間でさまざまな憶測が飛び交っている。回答の中にも次のような声があった。
「小室さんと結婚することによって少なからず税金が使われるのでは?」(30代女性)
「費用は、どこから出ているのか」(60代男性)
在米ジャーナリストの岩田太郎氏は「特定の国民に対する特別扱いやお金が流れていないのであれば、はっきり説明したらよろしいのですが、それがなされていないので、国民が疑心暗鬼になっている」と、指摘する。
国民がこうした疑念を抱く背景には、「われわれの血税が使われているかもしれない」という意識に加え、「すべて皇室財産は国に帰属する」と憲法第88条で定められていることも大きい。また、すべて皇室の費用は、予算に計上して国会の議決を経る必要がある。岩田氏は憲法第88条について、次のように解説する。