「皇室と特定の国民の間において、特別で、不適切な経済関係の結びつきを防ぎ、皇室の権力が肥大するのを防ぐという目的があります。日本国憲法の1条から8条における天皇に関する規定や88条では、天皇と皇族は権威はあっても、権力を持たないように定められています。これによって国民主権を守り、皇室が権力になるのを抑えるという意図があります」
これらを踏まえた岩田氏の意見はこうだ。
「国民の疑念を晴らさず結婚を強行すれば、主権者である国民のチェックを入れさせないようにしているともいえ、眞子さまと秋篠宮殿下が皇室の権威をなし崩し的に権力に変え、それを行使している状態と捉えることができるのではないでしょうか。そうした状態は、見方によっては憲法に抵触しているとの解釈も可能だと私は考えます」
この解釈については、議論が必要だが、アンケートの回答には「国民に向き合ってほしい」という要望もあった。祝福できないのは、眞子さまが結婚することに反対しているからではないのだという。
「心から祝福して幸せな結婚をしてほしいと願っているので、きちんと国民に向き合って欲しい。このまま皇室と国民と違う方向を向いて分かり合えないままで良いのでしょうか。結婚に反対なのではなく、真摯に向き合わない姿勢に反感を抱いています」(40代女性)
◆「どちらでもない」の真意は?
「どちらでもない」と回答した人の真意はどこにあるのだろうか。騒がれてはいるものの、他人事だと捉えている人も少なくない。
「お2人の事情にクビを突っ込む立場でもなく、ただただ、久しぶりのワイドショーネタとして楽しんでいます。キャラも背景も強烈な小室さんの存在感はすごい」(40代女性)
否定的なニュアンスの「どちらでもない」もあった。
「報道のやり方に問題がないとは言えないが、小室さんは社会人としての常識がないように思う。皇族と結婚するのであれば、一般女性と結婚する以上に相手の両親や親族に配慮が必要という発想を小室さんは持ち合わせていないように思える。結婚する女性の家族や親族にきちんと向き合う対応や態度が見られない。眞子さまの印象が悪くなるばかりの対応をしているように見える。結婚してからも眞子さまを幸せにするのは難しいように思う」(50代女性)
意見の違いはありながらも、多くの国民が関心を寄せる眞子さまと小室さんの結婚。26日の会見で2人は何を語るのか。注目が集まっている。
>>【アンケート後半: 眞子さまの結婚会見で聞きたいことは?「小室さん一人でやるべき」】に続く
(AERAdot.編集部 岩下明日香)