先日放送された『ドリフに大挑戦スペシャル』に出演したお笑い芸人・カンニング竹山さん。子どもの頃からドリフファンだが、ここ最近のキャスティングの中で一番嬉しかったのが、今回のドリフ特番だという。なぜ、そこまで魅了されたのか?
【写真】くりぃむ上田に「天才」と言われながら25年間パッとしなかったのはこの人!
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若い子は知らないかもしれないけど、僕は昔、コンビで漫才をやっていたんですよ。改めてそんなことを言うのは、カンニング竹山がコンビでやっていたことをだんだん知らない人が出てきている。若い世代からの認識は、カンニング竹山は『エンタの神様』(日本テレビ系)に出ていた人。「1人でギャーギャー言っている人」「うるさいだけで面白くない人」みたいな評価もあったけど、最近、Twitterを見ていて嬉しかったのが、「今、過去のエンタで竹山を見ると、当時わからなかった面白さがわかる!」って書き込みがあった。
時の流れと共に、俺もワイドショーに出るようになったり、真面目な番組にも出演するようになってきているからTwitterには「お前、何者なんだ」なんて書き込みもされるんだけど、一番好きな仕事はお笑い。
9月26日に放送された『ドリフに大挑戦スペシャル』(フジテレビ系)というザ・ドリフターズの特番に出させてもらいました。阿佐ヶ谷姉妹、ずん飯尾さん、東京03、劇団ひとり、サンドウィッチマン、アンタッチャブル柴田さん等の中堅どころがたくさん出演し、過去のドリフのネタをリメイクしたんですが、その番組の反応がもの凄く良かった。特に業界関係者からの反応はすこぶるいい。本当に出させていただいたことを有難いと思っているんです。
ドリフの番組って子どもの頃、観ていて、そのあと始まった『オレたちひょうきん族』に観る番組が移行して、ビートたけしさんに憧れて、なりたくて僕は東京に出て来た。ツービートの漫才見たり、たけし軍団のバラエティ番組見たり、「あぁ言う芸人になりたい」って気持ちが強くなるわけですよね。ドリフで育ったのに、だんだんドリフから離れていく時期を過ごした。そして、大人になって志村けんさんのコントを見て、「志村さんって、やっぱ凄いな!」って思うわけですよ。