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 金銭トラブル解決への道は、いまだ見えてこない。

 ただし、ひとつだけ確かなことがある。宮内庁は、眞子さまと小室さんの結婚を正式に発表した。

 金銭問題の解決は、「結婚実現への条件」ではなくなったということだ。

 以前、元婚約者の代理人は、記者にこう吐露していた。

「解決金に進展はありません。このまま支払われず、なし崩し的に『なかったことにされるのでは』、という不安は、当然あります」

(AERAdot.編集部 永井貴子)

◆◆元婚約者のコメント全文◆◆

マスコミの皆様へ

 いまだに私と小室佳代さんとの間にある金銭問題が世の中をお騒がせしていることについて大変申し訳なく思っております。現在も私の依頼している代理人を通じて小室佳代さんと圭さんの代理人であります上芝弁護士と話し合いを継続しています。詳細はお話することが出来ませんが、小室佳代さんが体調不良となり、続いて眞子様のご病気も公表されることになりました。私の責任を痛感しており、心から申し訳なく思っております。

 以前、眞子様の文書が公表された際に、私はお金の請求も佳代さんとお会いすることも求めないと代理人を通じてお伝えをしました。私の関わる金銭問題がお二人にとって大きな障害となっていると感じたからです。

その後、圭さんの文書の公表や解決金の提案など、予想しなかった事態が進展し、再び交渉をする事になっています。

 佳代さんからの解決金の提案については、体調の問題もあり進展はありません。そんな中、佳代さんの代わりに圭さんが提案したいという旨を上芝弁護士から受け取りました。私は圭さん本人の意思を伝えてくださいとお願いしていますが、いまだに届いていない状況です。もともと佳代さんと私の間の問題に圭さんを巻き込むことは避けたいという気持ちがありました。何故圭さんの意思を知りたいかと申しますと、金銭のやり取りの詳細を知らないことだけではなく、今年4月の文書を書いた圭さんがどのような気持ちで提案されるのか知りたかったからです。

 佳代さんの体調が回復するまで待つつもりでありましたが、結婚を控えた圭さんの気持ちを無視するわけにもいかず、どうしたらよいか苦慮しているところです。

 マスコミの方は大変熱心に取材をされていると思います。ある記者の方から一部の雑誌だけに対応するのはフェアではないと伝えられました。ご指摘の通りだと思います。答えにくいのですが、これまで私に取材をされた記者の方々の誰もが一方的に話を聞くばかりで時には苦痛になることもありました。信頼できる方が誰もいない状態だったのです。どうかそのことをご理解いただきたいと思います。

 失礼なことを申し上げましたが、なるべく早くに解決し、皆様にお伝えしたいと思います。

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