ミーク・ミル、『イカゲーム』の内容をフッドの貧困問題と比較「全く同じこと」
ミーク・ミル、『イカゲーム』の内容をフッドの貧困問題と比較「全く同じこと」
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 全世界で話題沸騰中のNetflixドラマ『イカゲーム』に、米ラッパーのミーク・ミルも注目しているようで、2021年10月12日のツイートでドラマの世界観と、米国の“フッド”の貧困問題との類似性を指摘している。

 『イカゲーム』は、貧しい環境で暮らしてきた456人の出場者が、多額の賞金を勝ち取るために、子ども向けゲームに命懸けで挑戦するという物語だ。このサバイバル・ドラマは、韓国の階級格差がテーマだが、描かれている社会問題は米国にも当てはまるとミーク・ミルは考えているようだ。

 9月にNetflixで全世界で公開され、早くも同プラットフォーム史上最大のヒット作となったこのドラマについて彼は、「“イカゲーム”では、生き延びるためだったら人がいかに早く方向転換して殺し合うかということに目を向けている。では、フッドの貧困について考えてみてくれ。全く同じことだ。仕事/金の面で助けてあげさえすれば、あんな風にはならない。単なる常識的なメッセージだ」とつぶやいている。

 ミーク・ミルは、2021年10月1日にアトランティック・レコードとメイバック・ミュージック・グループからリリースした最新アルバム『Expensive Pain』で、米フィラデルフィアのフッドで育ちながら経験した苦難について打ち明けている。このアルバムは、米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”で3位、トップ・R&B/ヒップホップ・アルバム・チャートでは2位を獲得した。

 タイトル・ソングのミュージック・ビデオでは、彼が自分と家族を養うことができる裕福なアーティストとして成功しようともがいていた頃を振り返っている。MVでは、「引き金を引くのは簡単だけど、お袋をフッドから引っ張り出すのは簡単じゃない。それは真の男の仕事だ」と、彼が過去のインタビューで語った言葉がナレーションのように使われている。

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