ところで、杉田氏と同い年の女性国会議員に蓮舫氏がいる。杉田氏は蓮舫氏を意識しているのか、自著では蓮舫氏の振る舞い、発言、着物の着方についてまで厳しい意見を述べている。蓮舫氏が着物の胸に議員バッジをつけていたことに「高価な絹を使った着物に穴をあけるなんて」と大げさに驚き、「いくら日本人を装うとしても、にわか仕立てではボロがでる」とあざ笑う。そんな風にあらゆる方面で率先して、「女性の敵は女性」との役割を買ってでることで地位を安定させる戦略で、杉田氏は生き延びてきた。こういう人を大切に守ろうとする自民党に、ジェンダー平等など、はなからやる気のないテーマであることは明らかだ。
北原みのり
なぜなのだ玉木!「あそこ、一番目立つホテルですよ」 かつて内閣を潰すほどだった「女性スキャンダル」は今 北原みのり