小学生にとっても人間関係は悩みの種。去年まで仲良くしていた友だちが自分にだけきつい口調で話すようになってしまい悲しいという小学3年生の女の子は、その友だちになんて言えばいいのか、悩んでいます。数多くの子ども向けライブを開催し、YouTubeチャンネル「おっぱっぴー小学校」も大人気の小島よしおさんが子どもの悩みや疑問に答える新連載。今回は、良い人間関係を作るための方法を小島さんが提案します。
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【相談2】
去年まで普通に仲良くしていた学校の友だちが、3年生になってからきつい口調で私に話してくるようになりました。この前は一緒に給食当番をしているとき、「これはこうやって分けるんだよ」と教えてあげたら、「そんなの知ってるよ!」ときつく言われました。ほかの友だちにはそんなにきつい口調では話していなくて、私に話すときだけきつい口調になっているみたいです。悲しい気持ちになってしまうので、きつい口調で話すのをやめてほしいのですが、私はその子に何て言ったらいいのでしょうか。(小学3年生女子)
【よしおの答え】
う~~ん、これは少し心がチクッとしちゃうね。去年までは普通に仲良くできていたんだからなおさら「どうしてきつい口調で言うんだろう?」って思っちゃうよね。小学生のころのよしおは、あまり友だちとの関係には悩んだことのない能天気ボーイだったから君くらいの年齢では悩みはなかったけど、大人になってからは人との関係に悩んだり、つまずいたりすることがたくさんあるよ。
僕は今、奥さんと暮らしているんだけど、ささいなことで口げんかをしてしまうことがあるんだ。たとえば、食器を洗うスポンジを僕がシンクに置きっぱなしにしていたとき。奥さんに、「なんで戻さないの?」と言われて反射的に「わかってるよ!」って言っちゃったことがあるんだ。そのときの僕は食器を片付けることにいっぱいいっぱいで、素直に奥さんの言うことを聞く余裕がなかったんだろうね。でもそれが、また別の日のお風呂上がりに「あのさ、食器洗うスポンジ、いつもの場所に戻しておいてね」って言われたときは、素直に「わかった、戻しておく」って言えたんだ。
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