会見場となったホテル近くの中華料理店オーナー(撮影/上田耕司)
会見場となったホテル近くの中華料理店オーナー(撮影/上田耕司)

 午前9時から並び、2人が出てくるまでずっと待ち続けた“皇室追っかけおばちゃん”こと白滝富美子さんに感想を聞くと、

「私は、眞子さんがまだ小さい頃から写真を撮り続けてきました。これからは小室さんに守ってもらってお幸せに過ごしてもらいたい」

 と語った。

■100人以上の警備体制

 ホテルの周辺では、「警視庁」の腕章をした警察官があちらこちらに立って、目を光らせていた。そのうちの1人に話しかけると「自分にも正確なところはわからないが、きょうは100人以上の警備態勢かもしれない」と答えた。

 近くに停まっていた、テイクアウトの「タイごはん」を販売しているキッチンカーには、客の行列ができていた。店長はこう話す。

「今日は途中で車を止められた。他の車もみんな止められていましたよ。うちの店はいつもよりも20%くらいお客さんが少なかったね。あのホテルは警察官の宿舎かなんかにも利用されていて、普段うちのカレーやから揚げを買ってくれますが、きょうは警察官のお客さんは来なかった」

 ホテルから歩いて3~4分くらいのところにある創業100年近くの中華料理「萬来軒」の3代目オーナー杉山博文さん(56)はこう話した。

天皇陛下と雅子皇后が結婚した時のパレードもこの近くの道路を通ったし、即位の時のパレードもこの近くを通りました。この辺りは皇室関係とか警察関係とはゆかりが深いんですよ」

 記者会見が行われたホテルの宿泊客も食事に来ると言い、こう続ける。

「全国から応援に来たお巡りさんがあのホテルに宿泊し、うちに食べに来てくれている。政党のパーティーもあのホテルで開かれるので、その関係での利用もあります。小室さんと眞子さんが結婚したのはおめでたいこと。結婚というのは1つや2つ揉め事が起こるものですよ」

 渡米までに、幾多の困難が予想されるが、眞子さんの強い意志で実現されていくのだろうか。

(AERAdot.編集部・上田耕司)

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上田耕司

上田耕司

福井県出身。大学を卒業後、ファッション業界で記者デビュー。20代後半から大手出版社の雑誌に転身。学年誌から週刊誌、飲食・旅行に至るまで幅広い分野の編集部を経験。その後、いくつかの出版社勤務を経て、現職。

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