会見場となったホテルの前には多くの報道陣や人が集まった(撮影/上田耕司)
会見場となったホテルの前には多くの報道陣や人が集まった(撮影/上田耕司)

 午後2時から始まった記者会見は12分くらいで終わったのだが、2時間たっても3時間たってもホテルから2人は出てこなかった。夕方になると強いビル風に見舞われ、「もっと厚着してくればよかった」と寒さを耐える記者も。

 会見の様子は外にいるとまったくわからないので、スマホで動画を流して観ていた。会見前日に急きょ、質疑応答なしに変更された。報道陣の中からは「質問の中に誤った情報があるのなら、何故、それを会見で正そうとしないのか」などの不満を口にする記者もいた。

会見場のホテルから出てきてマンションに向かう小室夫妻(撮影/上田耕司)
会見場のホテルから出てきてマンションに向かう小室夫妻(撮影/上田耕司)

 ホテルの中には眞子さんと小室さん、それに秋篠宮家の次女・佳子さまもいた。会見終了から3時間半後、小室さんと眞子さんを乗せた車がホテルから出てきた。寒さに凍えていた記者も夢中でシャッターを押した。

■夫婦おそろいの結婚指輪

 会見で、眞子さんは「圭さんのお母様の元婚約者の方への対応は、私がお願いした方向で進めていただきました。圭さんの留学については、圭さんが将来計画していた留学を前倒しして、海外に拠点を作ってほしいと私がお願いしました」と、小室さんが独断で動いたことはないと説明した。

 ハッとした人も多かっただろうこの言葉。皇室ジャーナリストの神田秀一氏は、こう読み解く。

「眞子さんの結婚したいという強い決意が先にあって、その決意をどうしても貫き通したいということではないかと受け止めましたね」

 2人の会見での表情や態度についてはこう言う。

「小室さんはキョロキョロしていました。眞子さんは目が落ち着いてました。心の動揺は小室さんにあり、眞子さんは全く動揺がなかったですね。抱えている問題が小室さん側にたくさんあるからでしょう。それでも、動かない気持ちが眞子さんにはあると感じました」(神田さん)

 2人は夫婦おそろいで薬指に結婚指輪をしていた。結婚式もなく、国民的祝福も受けられなかった結婚について、神田氏はこう続ける。

「決して、素晴らしい結婚だったと、私は申し上げられないけれど、ここまでこぎつけ、これから手を携えて2人で歩んで行くわけです。困難もあるでしょうけど、若い2人には幸せをつかんで欲しいですね」

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普段は警官もホテルに宿泊