梅野は玄人好みの捕手だ。捕球技術、ブロッキング能力が高く、2014年は出場試合数が規定に達した選手で唯一の捕逸0をマーク。強肩と正確な送球で、19年には捕手でNPB歴代最高の123補殺を記録した。打撃もパンチ力がある上に、犠打など小技に長けて足も速い。今季は130試合出場で打率.225、3本塁打、33打点と納得いく成績は残せなかったが、正捕手を務めて得点圏打率.321と勝負強い打撃でチームを引っ張っていた。侍ジャパンにも選出されて東京五輪の金メダル獲得に貢献。開幕から出ずっぱりで疲れの見えたシーズン終盤は坂本誠志郎にスタメンマスクを譲る機会が多くなったが、誰もが認める正捕手としてその信頼感は揺るがない。

 FA宣言すれば複数球団が獲得に動く可能性がある。矢野監督が直接出馬に動くタイミングは来るだろうか。(安西憲春)

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