高齢者には業スーのパッケージは、大きすぎないだろうか。
「最近は少量パッケージのものも多く出てきました。高齢者は使いきりのものを選ぶのが良いと思います。ひじきなどは1袋55円とかで売られています。干ししいたけも300円ぐらいです」
食べられる量、冷蔵庫に入る量というのが一つの目安になるようだ。続けてこうアドバイスする。
「高齢者はまずは冷凍食品からデビューしていただきたいですね。下処理済みの野菜ならゴミも少なくてストレスも減ります。ホウレンソウの根っことかニンジンのヘタをとる必要もないですから。冷凍なので、食べきれるサイズを都度使えばいいです。お財布にも地球にも優しい。高齢者の心にもいいですよね」
スー子さんの業スー活用法を聞いた。
「私の場合は、とりあえず店舗に入ったらぐるりと1周し、最後に冷凍食品に行きます。1回の買い物で30分ぐらいかかり、新しい食品との出合いを楽しみます。輸入菓子など目新しいものがあったら迷わず買います。なぜなら、次にないときも多いからです。『買おうかな』と思ったら迷わず買いです。安さの秘訣(ひけつ)は大量仕入れゆえ。次の入荷がいつかも不明ですから」
(本誌・大崎百紀)
※週刊朝日 2021年12月10日号より抜粋