きょう8日(水)、「きぼう 国際宇宙ステーション(ISS)」が、午後4時45分頃に北日本付近、午後6時22分頃に西日本付近の上空を通過します。気になる天気は?
きぼう きょうは日本付近を2回通過 見られる時刻と見える高さ
国際宇宙ステーション(ISS)は、地上から約400km上空に建設された実験施設。「きぼう」はその中の日本実験棟の名前です。ISSはサッカー場くらいの大きさで、条件が揃えば地上から肉眼で見ることができます。
国際宇宙ステーション(ISS)は、赤道面に対して斜めの軌道を90分かけて1周します。その間に地球は22.5度回転しますので、地上からの視点では、国際宇宙ステーション(ISS)の通過地点はどんどん西にずれていくように見えます。きょう8日(水)は、午後4時45分頃に北日本付近、午後6時22分頃に西日本付近の上空を通過します。
上の2つの図は、「きぼう」が見え始める時刻と最大仰角(最接近)時の方角です。見え始めの時刻から見え終わりまで5分程度です。仰角は、物を見上げたときの視線の方向と、水平面とのなす角で、地平線が0°、頭上が90°、その間が45°です。きょう8日(水)は、午後4時45分頃の通過の際は北日本で、午後6時22分頃の通過の際は西日本で、最大仰角が45°以上になり、空の高い所に見られます。
明るい星のような光が、飛行機よりも速めのスピードで、流れて行くように見えます。望遠鏡などを使うと、視野が限定されてしまい、見逃す可能性がありますので、肉眼で探すとよいでしょう。
各地の天気は?
8日(水)、夕方から夜は、沖縄や九州、中国地方、四国は晴れて、きぼうを見られる所が多いでしょう。近畿や東海は一部で晴れそうです。北陸や関東、東北は曇りや雨でしょう。2回見られるチャンスのある北海道は広く晴れる見込みです。