芸能評論家の三杉武氏は新垣が他の女優と違うのは「神秘性」だと指摘する。
「独身時代はほとんど恋愛スキャンダルもなく、バラエティー番組やトーク番組などへの出演も少ないため、プライベートは謎に包まれていました。インドア派として知られていますが、実際に写真週刊誌などにプライベートショットを撮られたことはほぼなく、若い頃にも繁華街などで遊んでいるイメージはありません。SNSが普及して芸能人と一般人との距離感が縮まる中、これだけ私生活が謎めいていて、神秘性を漂わせている女優は本当に珍しいです。だからこそ、結婚後も視聴者のイメージは変わらず、人気を維持しているのでは」
確かに、新垣のイメージは20代からあまり変わっていない。30代になっても抜群の透明感を維持しており、11月に発表された「女性が選ぶ“なりたい顔”ランキング」では、2連覇中だった北川景子を抑え、3年ぶりに首位を獲得した。男性だけでなく、女性からの支持も衰えてないのだ。
「新垣さんは長身でスタイルが良い一方、どちらかといえば童顔で、クールビューティー的な“強さ”はあまり感じさせません。20代からずっと癒やし系でやわらかい雰囲気のままです。ドラマやCMで演じている脱力系キャラも、こうしたソフトで自然体なタレントイメージをさらに増幅させており、高嶺の花というよりは親近感を抱ける存在で、このあたりも好感度の高さにつながっているのでしょう。星野さんが結婚生活についてあまり話さないのは、独身時代からのこうした新垣さんのタレントイメージを理解し、大切にしようとしているからではないでしょうか」(三杉氏)
芸能人は結婚すると人気が落ちるというジンクスすら、新垣には無関係だったようだ。ガッキー、おそるべし。(丸山ひろし)