ジャネット・ジャクソン、アルバム『ジャネット』時代に“ありのままの自分を愛すること”を学んだと語る
ジャネット・ジャクソン、アルバム『ジャネット』時代に“ありのままの自分を愛すること”を学んだと語る

 長年にわたり自分の体形に自信を持つことを提唱してきたジャネット・ジャクソンが、自分自身の体を愛せるようになるまでの道のりについて、米誌Allureのカバー・ストーリーで語った。

 自身が1980年代に向けられていた文化的な期待について彼女は、「女性であるがゆえに、“ダメ、できない”と言われたことはつらかったですね。何故かと聞くと、“女性はそんなことをしないから”と言われたものです」と語っている。

 彼女はさらにボディー・イメージに触れ、女性たちが「昔よりはありのままの姿でいて心地良いと思えるようになって、どんなサイズでも、ふっくら体型でもいいと思えるようになったことがとても嬉しいんです。(自分の時代は)常に痩せていなければならず、常に特定の姿でいなければなりませんでした。今ではあらゆる姿が受け入れられ、その全てが美しく、そのことを本当に嬉しく思っています」と続けている。

 ジャネットは、そのキャリアを通じて自分の体を受け入れることを学んでいった。1986年のアルバム『コントロール』の時代は、服で体を完全に覆うことで性的な対象として見られることを拒絶した。「私はずっと女の子っぽい女の子ではなかったんです。おてんばでした。ですから10代の初めの頃からパンツやスーツばかり着ていました。兄たちがウォーク・オブ・フェイムの星を獲得したときや、その他の賞を受賞したときの写真を見ると、私はいつもスーツにネクタイや蝶ネクタイ、またはサスペンダーをつけています。ずっと黒が好きで、体のどの部分も露出したくないと思っていたので、ここまで隠すのが一番しっくりきていたんです」と彼女は語っている。

 しかし、1993年のアルバム『ジャネット』の時代には、トップレスであることを暗示させるアルバム・カバーで、自分の身体に関する語り口(ナラティブ)を取り返した。『ジャネット』時代について彼女は、「自分を受け入れて、ありのままの自分を愛することや体を愛することなど、その全てを学ぼうとしていたんです。それを受け入れることに満足しようと努力していました。危険な場所に身を投じるような。何か違うことをやってみたいと思って、いちかばちかやってみたんですね」と振り返っている。

 彼女は、「とても多くの労力を要しました。すごくつらくて、すごく難しいことでした。でも、乗り越えられてよかった。やってみて本当に良かった。受け入れて愛すること、自分自身と自分の体を受け入れる方法だったのだと思います」と語っている。