4日(金)は「立春」ですが、東北の春は名ばかり。寒さと日本海側中心の雪や吹雪が続きます。特に、4日夜から5日朝は福島県の会津を中心に大雪の恐れがあります。除雪作業による事故に十分ご注意下さい。2月下旬になると寒さが和らぐ一方、春の厄介者も飛び始めそうです。
4日立春の夜から雪が強まる
4日(金)は「立春」。暦の上では春が始まりますが、東北では再び寒気が強まり、週末は日本海側を中心に雪や吹雪になる見込みです。
特に、4日(金)夜は発達した雪雲の帯が、秋田県南部から福島県会津方面にかかる見込みです。
まだ予想に幅はあるものの、一時的に宮城県内にも雪雲が流れ込む予想で、平地でもうっすら積もる可能性があります。路面の状況に十分注意してください。
大雪のピークは4日(金)夜から5日(土)の日中とみられ、特に福島会津を中心に積雪が多くなる恐れがあります。屋根からの落雪や、交通への影響などに十分ご注意ください。
寒さの底は6日(日)となりそうですが、その後も気温は平年並みか低い日が続きそうです。
来週後半になると冬型が緩み、日本海側の雪もいったんやむ見込みですが、
10日(木)は南岸低気圧が近づく可能性があり、各地で雨や雪のマーク。
低気圧のコースによっては、太平洋側でも雪になる場合があるため、今後の情報に注目しておいてください。
除排雪はできるだけ4日日中に 事故には要注意
4日(金)の夜から6日(日)は、日本海側を中心に雪や風が強まるため、
除排雪や買い出しなどはできるだけ4日(金)の日中に済ませておくと良さそうです。
連日の雪かきが体にこたえる頃かと思いますが…事故も増えています。
除雪の際は複数の人で、周りに声をかけて、梯子はしっかり固定して、万が一のクッションに屋根下に雪を残し、助けを呼べるようスマホをポケットに入れておくなどしておきましょう。
2月半ばにかけて低温傾向 春は遠い
3日(木)、気象庁が1か月予報を発表しました。
東北地方の平均気温は、2月18日にかけて平年より低い傾向が予想されます。
太陽の光には春の気配が感じられるようになっても、気温の春はまだ先となりそうです。
2月の下旬以降は平年並みか高い予想で、東北でも花粉シーズンに突入。
仙台では2月24日に飛び始める予想です。
花粉症の方は、そろそろ準備を始めておくと良さそうです。
花粉の詳しい予想は、tenki.jp 2022年 春の花粉飛散予測(第3報)でご覧いただけます。