あす10日(木)は関東甲信で大雪が予想され、都心も積雪の恐れがあります。雪の備えはきょうのうちに行ってください。雪の降り始めやピークの時間帯などをまとめました。
朝から次第に雪の範囲広がる
東海沖に発生する南岸低気圧の影響で、あす10日(木)の関東甲信は広い範囲で雪が予想されています。
雨雪判別図の黄緑色や黄色は雪を示し、オレンジ色は強い雪を示しています。降り始めは午前6時頃から山梨県で雪が降り始め、午前8時頃には東京多摩地方や箱根、秩父地方など西部山沿いから雪の範囲が広がる見込みです。南岸低気圧の雪は、いつも以上に天気予報に幅があると考えていただく必要があります。通勤通学の時間帯は、首都圏でも雪が降り出す恐れがありますので、朝は時間に余裕を持ってお出かけください。
東京都心も大雪注意 1月6日と同じくらい積雪の恐れ
午後は、関東の内陸部や山沿いを中心に雪が強まる恐れがあります。夕方頃には平地でも本降りになるかもしれません。東京都心でも積雪が10㎝となった1月6日と同じくらいに降り積もる可能性があります。帰宅時間帯は交通機関にも影響が出てくる恐れがありますので、朝から歩きやすい靴で、時間には余裕をもって行動するようにしてください。
〇雪の予想
10日6時から11日6時までに予想される24時間降雪量(いずれも多い所)
甲信地方 20~40センチ
関東地方北部 10~20センチ
箱根から多摩地方や秩父地方にかけて 10~20センチ
関東地方南部の平野部 5~10センチ
普段は雪の少ない所で「大雪」予想 お出かけ前の注意点は?
今回は関東など、普段あまり雪の降らない所で大雪が予想されます。そこで、お出かけ前に注意していただきたいことが4つあります。
①時間に余裕をもって行動しましょう。歩きなれた道でも、目的地に着くまでは、普段より時間がかかることが予想されます。焦って、急ぎ足になると、転倒する危険性もあります。
②滑りにくい靴を用意しましょう。靴底がツルツルしたものや、ヒールの高い靴は、危険です。靴底に溝がついている運動靴や、登山用の靴などがおススメです。
③歩き方のポイントを覚えておきましょう。歩幅を小さくして、地面に垂直に足を踏み出し、重心はやや前において、足の裏全体を路面につけて歩きましょう。ゆっくりとペンギンのような歩き方をするのが、おススメです。万が一、滑ってしまったら、尻餅をつくように転ぶと、頭を打ちにくくなります。
④両手をあけておきましょう。リュックや肩掛けカバンなどを選び、可能なら、傘を持つのも避けましょう。両手を出していれば、転んだ時でも、顔や頭を守ることができます。