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向こう1か月の道内は、気温が平年より高めに経過するでしょう。冬型の気圧配置が弱く、寒気の影響を受けにくいためですが、次の週末は低気圧の影響を受けて、荒れた天気となる恐れがあります。最新の1か月予報をもとに予想される天候の特徴をまとめました。

1週目(3月5日~11日) 荒れた天気の恐れ

今日(3日)、札幌管区気象台から向こう1か月の見通しが発表されました。明後日(5日)は、日本海から低気圧が発達しながら北海道付近に近づき、6日にかけて北海道付近を通過するでしょう。通過後は冬型の気圧配置が強まり、札幌や網走など日本海側やオホーツク海側を中心に風雪が強まる見込みです。通過する低気圧の発達の程度によっては、6日頃は暴風雪となる恐れがあります。また、広くプラスの気温で雪が降るため、湿った重たい雪になるでしょう。交通への影響に注意して下さい。7日月曜日ははじめオホーツク海側を中心に風雪が強いですが、午後にかけて弱まっていく見込みです。

2週目以降(3月12日~18日) 気温は高め 雪解けが進む

2週目は高気圧と低気圧が交互に通るようになる見込みです。天気は数日の周期で変わりますが、低気圧の影響で、オホーツク海側や太平洋側では、平年と比べると晴れの日が少なくなる見込みです。気温は高めで経過し、石狩地方の新千歳空港など、記録的な積雪となっている地域でも、一気に雪解けが進みそうです。雪解け水が溜まらないよう、雪割り作業は計画的に行うようにした方がよいでしょう。

3~4週目(3月19日~4月1日) 続く高めの気温 桜の成長を後押し

3週目、4週目も高気圧と低気圧が交互に通るでしょう。この時期の北海道らしく、数日の周期で天気が変わりますが、どちらかというと、高気圧に覆われやすくなる見込みです。そのため、日本海側は平年より晴れの日が多くなる見込みです。気温は平年並みか高く経過し、桜の成長を後押しするような陽気となる日も多くなりそうです。

桜前線 北海道への上陸予想は4月22日

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本日3日、日本気象協会は第4回目の「桜の開花予想」を発表しました。今年は3か月予報によると3月、4月は平年より暖かく、花芽の生長が順調に進むと予想されます。

そのため、3月が記録的な暖かさだった昨年に比べると遅い所が多いですが、平年よりは早い開花の予想となっています。4月22日に道南の松前で開花し、その後、函館で4月23日、札幌では4月25日など平年より1週間ほど早く開花する見込みです。大型連休前には開花する所が多いですが、網走では5月2日、釧路は5月8日など道東方面では5月上旬に開花する所が多くなる見込みです。