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スギ花粉のツライ季節が始まり、東京都内も日に日に花粉の飛散量が多くなっています。ただ、これまでの飛散量を見るとまだ序盤といった所です。これまでの経過と今後の飛散量についてまとめました。

今年はスギ花粉の飛散のペースはゆっくり

上のグラフはシーズン中に飛ぶ花粉の総飛散数に対して、どのくらに飛散したかを東京都福祉保健局東京都アレルギー情報navi.より、直近のデータがある多摩地域(青梅、八王子、多摩、町田、立川、府中、小平の平均)のデータより作成しています。

まず、東京都内のスギ花粉の飛散開始は今年は2月15日と、冬の気温が平年より低かったこともあり、昨年の2月6日より9日遅くなりました。その後も少ない日が続きましたが、2月の終わりごろから気温が平年を上回る日も増え、それとともに花粉の飛散量も徐々に増え始めてきました。

それでも、直近の3年(2019年~2021年)と比べると飛散のペースはゆっくりです。2020年は飛散のペースが早く、今の時期には、その年の総飛散量の7割以上飛んでいました。2019年と2021年も3割~4割ほど飛散していました。今年2022年は、これまでに多摩地域全体の平均では予測の15%ほどで、一番多く飛んでいる青梅でも2割ほどにとどまっています。

※飛散開始日とは、1月以降に1平方センチメートルあたり1個以上のスギ花粉を、2日以上連続して観測した最初の日のことです。

これから大量に飛散?

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このあとの飛散量の予測ですが、まず昨シーズンと比べると総飛散量はやや多い予想です。また、最新の一か月予報を見ても関東甲信地方は、晴れる日が多く、気温が高めの傾向で、花粉が飛散しやすい天気と言えそうです。今後は花粉の飛ぶ量が一気に増え、連日のように「非常に多く」飛ぶことが予想されます。

今あまり症状が出ていない方も油断なさらずに、最新の情報を確認して、万全の対策をして過ごすようにしましょう。