米シカゴの注目バンド=ホースガール、デビューALからリード曲「Anti-glory」公開
米シカゴの注目バンド=ホースガール、デビューALからリード曲「Anti-glory」公開

 米シカゴの3人組バンド、ホースガールが話題を集めたシングル「Billy」に続いて、<マタドール>よりデビュー・アルバム『Versions of Modern Performance』をリリースすることを発表した。同作からのリード・シングル「Anti-glory」と映画監督エリン・ヴァッシロプスが手がけたMVも公開された。

 ペネロペ・ローウェンスタイン(ギター/ヴォーカル)、ノラ・チェン(ギター/ヴォーカル)、ジジ・リース(ドラム)の3人からなるホースガールは、「古い曲をスタジオでいじっていたら、どうやったのか思い出せないくらいいつの間にか出来上がっていた。いつものようにこの曲とアルバムは地元シカゴ、そして私たちの友達、友人のバンド、ギターが弾ける人、そして弾けない人みんなに贈ります」と同曲についてコメントしている。

 現在大学1年生であるリースとチェン、そして高校3年生であるローウェンスタインは、米シカゴの青少年芸術プログラムの重要なネットワークを通じて出会い、友情を育み、そして楽器演奏を学んで行った。自分たちがアクセスできないバーなどで行われる「大人のショー」とは一線を画し、ジンなどを制作・流通する独自の小さなアンダーグラウンド・コミュニティを作り上げ、バンドが深く心から愛する80年代、90年代のインディペンデント・ミュージックからの影響をDIYで具現化していき、シングル「Ballroom Dance Scene」をたった一枚リリースしただけで自らもファンを公言するヨ・ラ・テンゴを擁する<マタドール>との契約を勝ち取った。

 スティーヴ・アルビニのエレクトリカル・オーディオでダイナソーJr.やソニック・ユース、カート・ヴァイルを手がけてきたジョン・アグネロを共同プロデューサーに迎えて制作されたアルバムにはかつて“カレッジ・ロック”と呼ばれていたスカスカしたメロディズム、90年代ラウンジ・ミュージックのようなレトロ・フューチャーな光沢、シューゲイズの暖かい轟音、ポスト・パンク由来のミニマルなフックとリズムなどを見事にバンドの血肉としてアップデートした全11曲が収録されている。

 2022年6月3日に世界同時発売となる『Versions of Modern Performance』の日本盤CDには解説および歌詞対訳が封入され、ボーナス・トラックとして貴重なデモ音源が2曲追加収録される。輸入アナログ盤は通常盤に加え、数量限定パープル盤が同時リリースとなる。また日本ではBIG LOVE RECORDS限定でバンドのオフィシャル・サイトで販売されるクリア・ピンク盤が購入可能で、本日より各店にて随時予約がスタートする。

◎リリース情報
アルバム『Versions of Modern Performance』
2022/6/3 RELEASE
<国内盤CD>
OLE1846CDJP 2,200円(plus tax)
※ボーナス・トラック2曲追加収録/ 解説書・歌詞対訳封入
<輸入盤CD>
OLE1846CD 1,850円(plus tax)
<輸入盤LP>
OLE1846LP 2,850円(plus tax)
<限定輸入盤LP(限定パープル)>
OLE1846LPE 2,850円(plus tax)

Photo: Cheryl Dunn