向こう2週間の東北地方は、天気が周期的に変化するでしょう。気温は平年並みか高い日が多く、桜前線は順調に北上する見込みです。3月31日、日本気象協会は「2022年桜開花予想(第8回)」を発表しました。東北地方の開花予想(トップ画像)は、福島4月4日、仙台同5日などとなっています。週明け早々、福島や仙台から桜開花の便りが届く可能性があります。
桜前線北上 仙台や福島から桜開花の便り?
期間の前半は、天気が周期的に変化する見込みです。
今週末は広く晴れるでしょう。空気の乾いた状態が続き、花粉が大量に飛散する予想です。春は山火事などが発生することもありますので、火の取り扱いに注意が必要です。また、花粉症の方は万全の対策が必要になりそうです。
朝は放射冷却現象の影響で、内陸を中心に冷え込む予想です。霜注意報が発表されている地域があり、特に山形県では、強い霜や凍害に対する農作物の管理に十分注意して下さい。
最高気温は平年並みか低く、秋田や盛岡では最高気温が一桁の日があるでしょう。暖かくしてお過ごしください。
4日(月)は東北南部で雨が降り、5日(火)は青森を除く各県で雨が降りそうです。仙台と福島では桜が開花する可能性があります。
6日(水)から7日(木)は各地で晴れて、季節先取りの暖かさとなる予想です。積雪の多い地域では、なだれや融雪に注意が必要です。
8日(金)は低気圧が発達しながら日本海を北東へ進むため、雨が降りやすいでしょう。広く荒れた天気となるおそれがあるため、最新の予報をこまめに確認してください。
10日(日)は東北南部でお花見日和
期間の後半は、東北南部は晴れる日が多く、東北北部は天気が数日の周期で変わるでしょう。
9日(土)は各地で雨が降るものの、10日(日)は広い範囲で晴れる見込みです。仙台や福島では、満開の桜を眺めながらお花見を楽しめそうです。お花見の際は、感染防止のため、密を避けたり、マスクの着用・手指の消毒などの対策をとった上でお楽しみください。
11日(月)から12日(火)は広い範囲で晴れて、東北北部を中心に花粉が飛散しやすくなるでしょう。
13日(水)から14日(木)は東北南部では日差しが届きますが、東北北部では雲が多く雨の降る所がありそうです。
気温は平年並みか高く、週の後半は最高気温が25度以上の夏日の所がある予想です。急な暑さで体調を崩さないように注意してください。
桜は平年より早く満開へ
満開の予想(上の画像)は平年より4日から7日ほど早く、福島が4月7日、仙台は同8日、青森は同20日です。
青森県の弘前公園の満開予想は4月21日で、今年もゴールデンウィークより前に見ごろを迎えそうです。
今後の気温経過によっては予想が前後することがあり、気温の高い日が続けば予想が早まる可能性があります。
情報更新は毎週木曜日の予定です。最新の予想をご確認ください。