クイーン、『グレイテスト・ヒッツ』が全英アルバム・チャートに1,000週チャートイン

　クイーンによる『グレイテスト・ヒッツ』が、全英アルバム・チャートに1,000週チャートインしたことがわかった。イギリスのアーティスト、またはロック・バンドによるアルバムとしては初の快挙で、全体では3作目となる。

　1981年にリリースされた『グレイテスト・ヒッツ』には、「Bohemian Rhapsody」、「Flash」、「Killer Queen」、「You're My Best Friend」、「Somebody To Love」、「We Are The Champions」、「We Will Rock You」や故デヴィッド・ボウイとのコラボ「Under Pressure」などのヒット曲が収録されており、全英アルバム・チャートで4週首位に輝いている。

　『グレイテスト・ヒッツ』は、クイーンがこれまでに全英アルバム・チャート1位に送り込んだ10作品の一つで、600万枚以上のセールスを記録し、イギリスで最も売れているアルバムとして知られている。

　最新の全英アルバム・チャートで、ワンランクアップの18位へ上昇した『グレイテスト・ヒッツ』以外には、ボブ・マーリー＆ザ・ウェイラーズの『レジェンド』が1,032週、ABBAの『アバ・ゴールド』が1,048週とチャートイン1,000週越えを達成している。

　全英チャートを発表しているオフィシャル・チャート・カンパニーのCEOであるマーティン・タルボットは、「クイーンによるなんと素晴らしい快挙なんでしょう。彼らは、“グレイテスト・ヒッツ”で、全英アルバム・チャートに1,000週以上チャートインした初のイギリス人アーティストとなりました。これは19年以上にわたりチャートインしているということになります」と述べ、「エリザベス女王のプラチナ・ジュビリー開催週に、この新記録を達成したというのもなんともふさわしいです」と続けた。

　クイーン＋アダム・ランバートは、現地時間6月4日にバッキンガム宮殿前で開催されたエリザベス女王の即位70周年記念コンサートにて、「We Will Rock You」、「Don’t Stop Me Now」、「We Are The Champions」などを含むミニ・ライブを披露した。これを受けて『グレイテスト・ヒッツ』は今週発表の最新チャートで、さらに順位を上げることが期待されており、ミッドウィーク・チャートによると、すでに11位まで上昇している。