なにやらすごい展開になってきたが、せーちゃんを取り戻すべく、「今世紀最大の対決、小島家VS泥棒さん」が始まる。よし子が作った特設リングに上がったのは、父。「ワイパー!」と叫びビームを放つ。泥棒は「俺の技を真似するとは……」と吹っ飛んだが、すぐに必殺技「ビバ、コビバ[※小島の一発ギャグ]」で反撃してきたため、父、ノックアウト。
「ちょっとお父さんなに負けてんのよ」と、手厳しいよし子。そして父に代わりリングに立つと、「あちょー!」。「ほっほっほっ」という掛け声とともに、ハイキックや跳び蹴りなどアクロバティックなカンフーで泥棒を圧倒する。なお、20秒ほどのカンフーシーンは、実は当初2分間の予定だったそうで、佐野は後のMCで「マジで稽古4時間ぐらいやったからなー」と明かしている。
さて、このままよし子の勝利かと思いきや、泥棒は急に刀を持ち出し、切りかかってくる。絶体絶命のピンチにリチャードが飛び出し、身を挺してよし子をかばう。「オゥマイガーーー!!」。ターミネーター風に海老反りで倒れ込むリチャード。「来世でまた会おう」と言い残し、目を閉じる。よし子、激昂。「よくもあんた、私のリチャードさんのことを! あー、うわー!」。サイレンが鳴り響くと、太い三つ編みがちょんまげのように頭から生えた「スーパーよし子」モードに変身し、再び戦闘開始。ついに泥棒を追いつめ、「リチャードさんの仇!」とトドメを刺そうとした、そのとき。いつの間にか立ち上がっているリチャードが、「待って!!」とよし子を制止する。
リチャード:罪を憎んで人を憎まずです。もう十分でしょう。
よし子:リチャードさん……。
リチャード:人は誰しも、失敗をするものです。
よし子:でもあなた、こんなに切られたのに。泥棒さんのこと、許してあげるの……?
するとリチャード、満面の笑顔を浮かべ、泥棒を刀でプスリ。
泥棒:うわー!
リチャード:許しませ~ん。やっていいことと悪いことがありま~す。
よし子:リチャードさん、これにて一件落着ね。お腹もすいたし、ご飯にしましょー!
リチャード:行こう行こう![去り際、泥棒に近づき、]痛いやろー?
泥棒:痛い……。
リチャード:塩振ったろか?[目だけが笑っていない笑顔]
泥棒:うぁああああ怖い!!
リチャード:行こうかー、ははははっ![せーちゃんを残し、小島家退散]
せーちゃん:俺のこと忘れてない!?