9月28・29日、関西ジャニーズJr.・Aぇ! groupのアリーナ公演「西からAぇ!風吹いてます! ~おてんと様も見てくれてますねん LIVE2022~」が開催された。そこで披露された約20分にわたる爆笑コントの模様をお届けする[取材は28日夜公演。以下、ネタバレあり]。
「Aぇ家族物語、は~じまるよ~!」の呼びかけとともにスタートしたコントの設定は、「大阪にあるごく普通の家族、小島家の物語」。ジャニーズWESTの「道頓堀一丁目中間んち物語」のオマージュとも受け取れる家族コントに、関西ジャニーズの先輩後輩間で継承される歴史が垣間見える。
最初にステージに現れたのは、母(正門良規)。割烹着&トラ柄のスカートに完璧なおばちゃん口調で、“おかん”になりきる。「あの人ったらどこ行ったのかしらねえ。お父さーん!」と呼ばれて出てきたのは、ハゲ頭のカツラをかぶった父(小島健)。股の前でピースをし、「ちゃー[裏声]」と言う謎の決めポーズで、会場の笑いをかっさらう。
父:これで数々の女を落としてきたんや。お母さんもそうやろう?
母:そう……そうだったわね、お父さんのちゃーにやられてかれこれ数十年。
と、衝撃のカミングアウトをしたおかんは、息子も召喚。「あの子ったら変なとこ行ってないかな。せーちゃーん!」。幼稚園児姿の長男(末澤誠也)が「パパー! ママー!」とかわいらしく駆けてきたかと思うと、「はぁはぁはぁ……ちゃー」と気だるげに股ピース。「やめなさい、せーちゃんまでそんな。ダンディなちゃー、ええのよ」と母にたしなめられたせーちゃんは、「そんなことよりね、犬がおったから拾って帰ってきた」と報告する。「おいでー犬ー」と呼ぶと、犬(の着ぐるみ姿の福本大晴)が「あーんあおーんあんあん!」と四足歩行で登場した。せーちゃんは犬の言葉がわかるらしく、「僕かわいいでしょって言ってた」などと通訳する。