故デヴィッド・ボウイ、遺族公認の新ドキュメンタリー『ムーンエイジ・デイドリーム』の公開日決定
故デヴィッド・ボウイ、遺族公認の新ドキュメンタリー『ムーンエイジ・デイドリーム』の公開日決定
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 故デヴィッド・ボウイの最新ドキュメンタリー作品『ムーンエイジ・デイドリーム』の公開日が決定した。彼の遺産管理団体が公認した初の映画となる本作は、2022年9月16日に世界中の映画館とIMAXで封切られる。
 
 デヴィッド・ボウイの公式SNSアカウントは、作品のポスターを初解禁し、「映画“ムーンエイジ・デイドリーム”……公開日が決まりました」と投稿。そして、故ボウイの「リメンバリング・マリー・A.」の歌詞「It was a day in that blue month September(あの青の月9月のある日だった)」を引用した。

 5年の歳月をかけて製作された『ムーンエイジ・デイドリーム』は、音楽ファンには、故カート・コーバンの2015年のドキュメンタリー『COBAIN モンタージュ・オブ・ヘック』を手がけたことで知られるブレット・モーゲンが、脚本、監督、編集、プロデュースした。

 プレス・リリースによると、モーゲンはボウイの全マスター音源を含む、彼の個人的なアーカイブに“無条件”でアクセスする許可を得たそうで、“芸術的で人生を肯定する映画であり、観客をボウイの創造的な人生の旅に連れて行く”とのことだ。また、ボウイの長年のコラボレーターだったトニー・ヴィスコンティが、本作の音楽プロデューサーを務めている。

 今年5月には未公開映像を含む、映画のティーザーが公開されていた。

 ボウイのナレーションに導かれたこの作品では、47の楽曲がオリジナル・ステムからミックスされており、BMGが25%の株式を所有する1970年から1977年に発表されたボウイの楽曲が大々的に使われている。

 ザ・ハリウッド・リポーターによると、映画はHBOドキュメンタリー・フィルムズを通じて、2023年春に米HBOとHBO Maxにて全米放送&配信予定となっている。

 映画は、現在実施されている故ボウイの人生、キャリアと音楽的レガシーを称える【Bowie75】記念行事の一環として公開される。彼は2016年1月に肝臓がんのため亡くなったが、存命なら2022年1月8日に75歳になっていた。