ジョン・コルトレーン『ブルー・トレイン』完全盤発売決定、先行シングル第1弾が配信
ジョン・コルトレーン『ブルー・トレイン』完全盤発売決定、先行シングル第1弾が配信
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 ジョン・コルトレーンが1957年に録音し、ブルーノートに残した唯一のリーダー作であり、永遠の名盤『ブルー・トレイン』。ジャズ史上最も人気のある作品の一つだが、レコーディングから65周年を記念して、最新リマスタリングを施したオリジナル・アルバムに加えて別テイク7曲を収録した完全盤『ブルー・トレイン:コンプリート・マスターズ』が2022年9月16日にリリースされることが決定した。

 収録される別テイク7曲のうち4曲が、今回完全初出となる。オリジナル・アルバムのモノラル盤も最新リマスタリングで同日に発売されることも決定した。なお、日本のみSACD(SHM仕様、シングル・レイヤー)とUHQCDでのリリースが実現し、予約がスタートしている。先行シングル第1弾としてタイトル曲「ブルー・トレイン」(オルタネイト・テイク8)の配信がスタートしている。

 本作は、ブルーノートが近年取り組んでいるリイシュー・シリーズ「トーン・ポエット」の一環としてリリースされる。「音の詩人」という異名を持つプロデューサー、ジョン・ハーレイ監修のもと、名手ケヴィン・グレイがオリジナルのアナログ・マスターから丁寧にリマスタリングを行った。

 今回のリリースについて、ジョン・ハーレイは「“ブルー・トレイン”のオリジナル・マスター(モノラル、ステレオ、別テイク)を聴くことのスリルに匹敵するスタジオ体験はありません。私はこの2つの新バージョンを、ジョン・コルトレーンのこの名演の決定的なエディションと考えています」とコメントしている。

 また、新規ライナーノーツを担当したアシュリー・カーンは、ライナー内で「“ブルー・トレイン”は、常に自己批判的で控えめなコルトレーンが高く評価する録音だった。1960年、マイルス・デイヴィスとの最後のツアー中、スウェーデンのDJがコルトレーンに彼のカタログの中で何が好きかと尋ねると、彼は即座にこう答えた。“ああ、自分はブルー・トレインが好きだよ。いいバンドが入ってるんだもの。いい録音だったんだ”とね」と語っている。

◎リリース情報
アルバム『ブルー・トレイン:コンプリート・マスターズ』
2022/9/16 RELEASE
<UHQCD>
UCCQ-1164/5 3,520円(tax incl.)
<SACD~SHM仕様>
UCGQ-9030 5,280円(tax incl.)

アルバム『ブルー・トレイン(MONO)』
2022/9/16 RELEASE
<UHQCD>
UCCQ-1166 2,860円(tax incl.)
<SACD~SHM仕様>
UCGQ-9031 3,960円(tax incl.)