ビリー・ジョエル、1990年『ライヴ・アット・ヤンキー・スタジアム』の“完全版”が11/4にリリース
ビリー・ジョエル、1990年『ライヴ・アット・ヤンキー・スタジアム』の“完全版”が11/4にリリース
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 ビリー・ジョエルのソロ・デビュー50周年を記念して、象徴的なコンサート映画『ライヴ・アット・ヤンキー・スタジアム』の最新版を2夜にわたって全世界の劇場で上映するという特別なファン・イベントが行われることが明らかになった。

 1990年6月22日と23日、ビリーのホーム・グラウンド=米ニューヨークのアイコニックなスタジアムで開催されたこのコンサートは、2日間で11万人が詰めかけ、全米観客動員200万人を記録した【ストーム・フロント・ツアー】のハイライトとなったと同時に、旧ヤンキー・スタジアムの長い歴史(1923~2008年)の中で初めて行われたロック・コンサートとなった。

 特別上映に際して、16mmのカラー・フィルムを用いてライブ撮影されたコンサートのオリジナルが見事な美しさの4K映像として再編集され、音声はドルビーアトモスを採用する。ビリーのサウンド・エンジニアを長年務めるブライアン・ラグル監督のもと、オリジナルのマルチトラック・テープをジェイ・ヴィカリが新たにミックスしている。

 この最新版には、これまでにリリースされていない 「アップタウン・ガール」のパフォーマンス、ビリー・ジョエルのインタビュー、さらにはこのイベントの制作舞台裏的な映像も加えられる。ヒット曲満載のセットリストには 「ピアノ・マン」、「ハートにファイア」、「ニューヨークの想い(New York State Of Mind)」、「イタリアン・レストランで(Scenes From An Italian Restaurant)」、「シャウト」 なども含まれる。

 トラファルガー・リリーシングと米ソニー・ミュージックエンタテインメントのプレミアム・コンテンツ部門提供により、10月5日と10月9日に上映される『ライヴ・アット・ヤンキー・スタジアム』のチケットは、米東海岸時間8月10日午前10時より映画の公式サイトにて発売される。日本での劇場公開については、現時点では未定だ。

 更に11月4日には、『ライヴ・アット・ヤンキー・スタジアム』最新版が、2CD+ブルーレイの3枚組、3LP、デジタル配信の3形態でリリースされることも明らかになった。

 『ライヴ・アット・ヤンキー・スタジアム』 は、1990年12月にVHSで、その後2001年に一度DVDでリリースされたものの、曲数が削られたり、一部エディットされている収録曲もあったため、全部で12曲85分という収録内容だった。

 今回リリースされる3枚組のCD部分(DISC1 & DISC2)には、1990年6月22日と23日の2公演から、新たにミックスされた22曲のパフォーマンスを収録。うち 「アップタウン・ガール」や、「アレンタウン」、「若死にするのは善人だけ」など11曲がこのたび初リリースとなるなど、まさに “完全版” と呼ぶにふさわしい内容となっている。

 ビリー・ジョエルは現在、昨秋再開され2022年いっぱい続くマディソン・スクエア・ガーデンのレジデンシー公演の真っ最中だ。

◎リリース情報
アルバム『ライヴ・アット・ヤンキー・スタジアム』
2022/11/4 RELEASE
<2CD+Blu-ray(3枚組)>
<LP(3枚組)>