トラヴィス・スコット、ニューAL『Utopia』のために再びスタジオ入りすることを示唆
トラヴィス・スコット、ニューAL『Utopia』のために再びスタジオ入りすることを示唆
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 先週末、英ロンドンのO2アリーナで2日間の公演を行ったトラヴィス・スコットが、現地時間2022年8月8日に待望のニュー・アルバム『Utopia』のレコーディングをしていることをファンに示唆した。

 彼は、「アルバム(をリリースする)時にまた戻ってきます」と自身のSNSに投稿した。その前日には、英ロンドン公演の一連の写真と共に「CDを完成させる時です」とCDの絵文字を添えてキャプションに綴っていた。

 ここ一年間を通して、彼は『Utopia』の準備に取りかかっている。今年4月、【コーチェラ・フェスティバル】の近くに出現した一連の広告用掲示板から、長らくリリースが延期されている同アルバムのプロモーションと思われる画像をファンがSNSに投稿していた。

 真っ黒な背景に黄色の文字が入った4枚の広告掲示板には、「Looking for UTOPIA?(ユートピアを探している?)」、「PSST......(ちょっと)」、「WRONG WAY(誤った方向)」というフレーズとトラヴィスのブランドであるカクタス・ジャックのロゴが描かれていた。彼はもともと【コーチェラ・フェスティバル2022】のヘッドライナーを務める予定だったが、昨年11月に10名の死者を出した【アストロワールド】の死亡事故を受けて出演がキャンセルとなっていた。

 2018年に発表したアルバム『アストロワールド』に続く新作のリリース予定日やトラックリストについての情報は現時点で得られていない。トラヴィスは、2020年7月にSNSの一連の投稿で4thスタジオ・アルバムの予告を始め、2021年後半までリリースに関するヒントを与え続けていた。

 しかし、9歳から27歳までのファンが死亡し、300人以上が負傷した昨年11月5日の【アストロワールド・フェスティバル】の惨事以来、彼は比較的目立たないように過ごしていた。この悲劇により、プロモーターのライブネーションとトラヴィスに対する訴訟が相次ぎ、数千億円の賠償責任を負う可能性がある。