【深ヨミ】Hey! Say! JUMP『FILMUSIC!』CDアルバムセールス首位 地域別販売動向を調査
【深ヨミ】Hey! Say! JUMP『FILMUSIC!』CDアルバムセールス首位 地域別販売動向を調査

 2022年8月31日公開(集計期間:2022年8月22日~8月28日)のBillboard JAPAN週間アルバム・セールス・チャート“Top Albums Sales”で、Hey! Say! JUMPの『FILMUSIC!』が205,643枚を売り上げて、首位を獲得した。

 Hey! Say! JUMPにとって9枚目のオリジナルアルバムとなる『FILMUSIC!』は、テーマに「音楽×映画」を掲げ、楽曲制作陣にはsumika、FAKE TYPE.、優里、スキマスイッチ、秋元康らが参加している。同作は初動3日間で169,916枚、初週205,643枚を売り上げて、2位と16万枚以上の差をつけて首位に立った。

 本記事では『FILMUSIC!』の販売動向を調査する。図1(http://www.billboard-japan.com/d_news/image/116274/2)は、『FILMUSIC!』と、2020年12月にリリースされた前作『Fab! -Music speaks.-』の実店舗での発売初週の地域別販売比率のグラフとなる。また一般的なアルバムと比較するため、2022年に販売されたアルバムの地域別販売比率を全アルバムとしてグラフに追加している。

 まず全アルバムと比較してみると、各地域の占有率は大きく変わらず、どちらも関東が4割を占めている。また僅差ではあるものの『FILMUSIC!』では中部が近畿を上回り、地域別で2位となっている。この傾向は『Fab! -Music speaks.-』でも見られており、メンバーの知念侑李が静岡県出身であることも関係しているかもしれない。

 さらに前作と比較すると、この2年弱で関東のパーセンテージがさらに増したことがわかる。なかでも東京は全国の実店舗の売上枚数の18.1%を占めており、次ぐ愛知(7.5%)にダブルスコアの差をつけて都道府県別では1位を獲得。都内での人気が際立つ結果となった。

 Hey! Say! JUMPは昨日より本作を引っ提げた全国ツアー【Hey! Say! JUMP LIVE TOUR 2022 FILMUSIC!】を開催している。コロナ禍以降では最大規模となる本ツアーが今後のセールスにどう影響してくるのか注目したい。