【米ビルボード・アルバム・チャート】シザ『SOS』が5週連続首位、ヤングボーイ・ネヴァー・ブローク・アゲイン初登場9位
【米ビルボード・アルバム・チャート】シザ『SOS』が5週連続首位、ヤングボーイ・ネヴァー・ブローク・アゲイン初登場9位
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 シザの『SOS』が5週目の首位を獲得した、今週の米ビルボード・アルバム・チャート。

 2022年12月24日付で1位に初登場した『SOS』は、今週の集計期間中(2023年1月6日~2023年1月12日)先週とほぼ同率の125,000ユニットを獲得して5週目の首位をキープした。初登場からの週間ユニットは以下の通りで、5週連続で10万ユニットを突破している。

2022年12月24日 318,000ユニット
2022年12月31日 180,000ユニット
2023年1月7日 128,000ユニット
2023年1月14日 125,000ユニット
2023年1月21日 125,000ユニット

 2022年に入ってから首位獲得週が5週を上回ったのは、映画『ミラベルと魔法だらけの家』のサウンドトラック(9週)、バッド・バニーの『Un Verano Sin Ti』(13週)、テイラー・スウィフトの『ミッドナイツ』(5週)に続く4作目で、初登場から5週連続を記録したのは、2021年12月4日~2022年1月8日付の6週をマークしたアデルの『30』以来、約1年ぶりの記録となる。

 女性アクトによるR&Bにカテゴライズされるアルバム(R&Bアルバム・チャートにランクインした作品を定義とする)が5週を記録したのは、1999年3月13日~5月8日付(非連続)の同5週をマークしたTLCの『ファンメール』以来約24年ぶりで、女性ソロ・アーティストに限定すると1995年10月21日~1996年1月13日付(非連続)まで6週を記録した、マライア・キャリーの『デイドリーム』以来約27年ぶりの快挙。また、初登場から5週連続で首位をマークしたR&Bアルバムとしては、1993年6月5日~7月10日付の6週を記録したジャネット・ジャクソンの『ジャネット』以来、約30年ぶりのタイトルとなる。

 以下、2位から6位も先週と同じタイトルがそれぞれ同位をキープした。

2位 テイラー・スウィフト『ミッドナイツ』(81,000ユニット / 31%減少)
3位 メトロ・ブーミン『Heroes & Villains』(57,000ユニット / 1%増加)
4位 ドレイク&21 サヴェージ『ハー・ロス』(51,000ユニット / 3%減少)
5位 バッド・バニー『Un Verano Sin Ti』(45,000ユニット / 10%減少)
6位 モーガン・ウォレン『デンジャラス:ザ・ダブル・アルバム』(43,000ユニット / 2%増加)

 先週8位にTOP10復帰したザック・ブライアンの『アメリカン・ハートブレイク』(33,000ユニット / 1%減少)が7位に、リル・ベイビーの『イッツ・オンリー・ミー』 (31,000ユニット / 1%減少)も9位から8位にそれぞれ上昇し、9位にはヤングボーイ・ネヴァー・ブローク・アゲインの新作『I Rest My Case』が初登場。『I Rest My Case』の初動ユニットは29,000で、その内訳アルバム・ストリーミングが27,000(全19曲 / 3,959万回)、アルバム・セールスとトラックによるユニットはそれぞれ1,000を記録している。

 『I Rest My Case』は、昨年8月にリリースした『The Last Slimeto』から約5か月、同年10月に発表したミックステープ『Ma' I Got a Famil』からはわずか2か月半の短いスパンでリリースした5枚目のスタジオ・アルバムで、モータウン・レコーズ移籍後初の作品となる。

 Billboard 200に初めてチャートインしたのは2017年8月で、本作『I Rest My Case』が通算28作目のランクイン、以下に続く13作目のTOP10入りを果たした。

スタジオ・アルバム
7位『Until Death Call My Name』(2018年)
1位『Top』(2020年)
1位『Sincerely, Kentrell』(2021年)
2位『The Last Slimeto』(2022年)
9位『I Rest My Case』(2023年)

ミックステープ
1位『AI YoungBoy 2』(2019年)
2位『Still Flexin, Still Steppin』(2020年)
1位『38 Baby 2』(2020年)
10位『Until I Return』(2020年)
2位『Colors』(2022年)
6位『Realer 2』 (2022年)
7位 『Ma' I Got a Famil』 (2022年)

コラボレーション・アルバム
10位『Better than You』(2022年)

 10位はハリー・スタイルズの『ハリーズ・ハウス』 (26,000ユニット / 10%減少)が同位をキープした。

Text: 本家 一成

※関連リンク先の米ビルボード・チャートは1月20日以降掲載予定となります。

◎【Billboard 200】トップ10
1位『SOS』シザ
2位『ミッドナイツ』テイラー・スウィフト
3位『Heroes & Villains』メトロ・ブーミン
4位『ハー・ロス』ドレイク&21サヴェージ
5位『Un Verano Sin Ti』バッド・バニー
6位『デンジャラス:ザ・ダブル・アルバム』モーガン・ウォレン
7位『アメリカン・ハートブレイク』ザック・ブライアン
8位『イッツ・オンリー・ミー』リル・ベイビー
9位『I Rest My Case』ヤングボーイ・ネヴァー・ブローク・アゲイン
10位『ハリーズ・ハウス』ハリー・スタイルズ

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