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20日(金)は二十四節気の「大寒」。ちょうど暦に合わせるかのように、冬将軍がやってきます。週末から厳しい寒さとなり、特に寒気がピークとなる25日(水)は最高気温が広範囲で2℃以下、最低気温は軒並み氷点下となり、都市部でも水道管の凍結などに注意が必要です。

24日(火)から25日(水)にかけて強烈寒気が南下

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20日(金)は二十四節気の「大寒」。一年の中で最も寒い頃とされていますが、ちょうど暦に合わせるかのように、冬将軍がやってきます。
寒気のピークとなるのは、24日(火)・25日(水)頃となるでしょう。

上空1500メートル付近で今季最強の寒気は、札幌ではマイナス19.2℃(1月2日)、館野でマイナス6.8℃(1月5日)、福岡でマイナス11.1℃(12月18日)となっていますが、今回はそれよりもだいぶ強く、マイナス12℃以下の寒気にすっぽりと覆われます。雪の目安とされるマイナス6℃以下の寒気は、本州の南の海上まで下がる予想です。

20日(金)は次第に冷たい風が強まってきます。21日(土)からは、最高気温が8℃以下の所がほとんどで、日中も厳しい寒さになるでしょう。
特に寒気がピークとなる25日(水)の最高気温は、広い範囲で2℃以下となり、全国的に体に堪える寒さになりそうです。

最低気温は軒並み氷点下 都市部も水道管の凍結に注意

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今季最強の寒気が流れ込む影響で、週末から一段と冷え込みが厳しくなるでしょう。
今回の寒気が長く居座るため、低温が長引きそうです。

20日(金)から強い寒気が南下するため、北日本では朝晩は広い範囲で氷点下となり、札幌ではマイナス8℃からマイナス10℃くらいの日が続く見込みです。関東から九州にかけても、週末からぐっと冷えるでしょう。特に、25日(水)の最低気温は東京や大阪でマイナス3℃などと予想されています。都市部でも低温によって水道管が破裂したり、厳しい冷え込みで、体調を崩されることなども心配されます。
防寒対策や凍結対策なども心がけて、十分に気を付けてお過ごしください。

「冬将軍」とは?

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厳しい寒さが予想される際に、天気予報では「冬将軍がやってくる」などとお伝えすることがあります。
「冬将軍」とは、寒さを擬人化した表現で、もとはフランスの皇帝、ナポレオンに由来しています。19世紀はじめ、ロシアとの戦争でモスクワに遠征したナポレオンは、冬の厳しい寒さや雪によって撤退しました。このことをイギリスの新聞が「ナポレオンはgeneral frost(霜将軍)に負けた」と伝えたことから、厳しい寒さのことを「冬将軍」と呼ぶようになったと言われています。

「冬将軍」と聞いたら、早めに寒さや雪の対策を検討し、体を冷やさないようにご注意ください。