
公開中の映画「ハウ」で、どんな目に遭っても人を信じる保護犬・ハウと絆を育む、人生に不器用な青年・民夫を演じた俳優・田中圭さん。悲しいときや落ち込んだときの心の整え方や、プライベートについて語ってくれました。
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──作中で、民夫が寂しさや悲しみに打ちひしがれるシーンがいくつかあります。ご自身はそんなとき、どう自分をケアしますか?
僕は寂しくなることはあんまりないです。たぶん寂しいと思いたくないからだと思いますが、一人でいることがほとんどないので。
悲しいことがあったときは、切り替えて次に進むための作業というかクッションがあるといいなと思うのですが、自分のなかにはまだなくて。今のところ、気合で考えないようにしています。
──落ちこんだり、引きずったりするタイプ?
すごくします。メンタル強いのか弱いのかわからない。もうそういうときは、マインドコントロールです。知らない、もう気にするなって、自分を洗脳する。昔からずっとそうしています。
一つのことに対してもいろんなとらえ方があって、どうとらえるかによって本当にその先が変わってくるので。究極を言ってしまえば、自分に起こるすべてのことをポジティブにとらえはじめれば、世の中幸せでしかないはず。だから、なるべく自分にとってプラスになるとらえ方をしていきたいです。