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向こう1か月の北海道付近は、1週目は気圧の谷や寒気の影響で気温は平年並みか低いですが、その後2週目以降は冬型の気圧配置が弱く寒気の影響を受けにくくなるでしょう。向こう1か月の気温は高く、日本海側の降雪量も少なくなりそうです。雪解けも順調に進みそうです。本日発表した桜の開花予想を合わせてお伝えします。

1週目(2月18日~2月24日) 20日ごろを中心に荒れた天気の恐れ

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北海道付近は、18日に低気圧が通過します。低気圧に向かって暖かい空気が入り、道内はいったん3月中旬から下旬並みの暖かさとなるでしょう。

しかし低気圧が東へ抜ける19日からは強い冬型の気圧配置となります。特に上空5500メートル付近には、平年より5度以上低いマイナス40℃前後の強い寒気が流れ込むでしょう。強い冬型の気圧配置、上空の強い寒気の流入は21日ごろまで続きます。

この間、全道的に厳しい寒さとなり、日本海側では局地的な大雪やふぶきとなる恐れがあります。

2週目(2月25日~3月3日) 気温が平年より高く、かなり高い日も

冬型の気圧配置は弱く、大陸からの寒気の影響も受けにくくなります。

このため日本海側では平年に比べ曇りや雪となる日は少なく、降る雪の量も平年より少ないでしょう。オホーツク海側や太平洋側は平年と同様に晴れる日が多い見込みです。

全般に気温は平年並みか高く、特に26日ごろからはかなり高くなる可能性があります。日本海側でも日差しの下、順調に雪解けが進むでしょう。ただ雪崩や屋根からの落雪には十分な注意が必要となるでしょう。

3~4週目(3月4日~3月17日) 冬の終わりが見えてきそう

日本海側では平年と同様に曇りや雪、または雨の日が多いでしょう。オホーツク海側や太平洋側は平年と同様に晴れる日が多くなる見込みです。

季節の歩みは足踏み状態となりますが、全般に気温は平年並みか高めに経過するでしょう。このため日本海側でも雪ではなく雨となる日も現れる見込みです。

2023年 桜開花予想

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本日(16日)、2023年の桜開花予想を発表しました。

青森で4月19日に開花した後、一週間かけて津軽海峡を渡り、北海道上陸は函館の4月26日です。その後桜前線は北海道を進み、室蘭で4月28日、札幌で4月29日、釧路で5月10日に開花を予想しています。

4月が記録的な暖かさとなった昨年よりは3日前後遅くなりそうですが、今年の3月・4月も気温は平年並みかやや高く、平年よりは5日前後早い開花となりそうです。