The Biscats「渋谷公会堂に向けて突っ走っていく」規模倍増の全国ツアー大成功! エルヴィスら想起させる熱狂ロカビリーライブ
The Biscats「渋谷公会堂に向けて突っ走っていく」規模倍増の全国ツアー大成功! エルヴィスら想起させる熱狂ロカビリーライブ

 BLACK CATSやMAGICのメンバーとして日本ロカビリー界を牽引してきた久米浩司の娘であり、2020年代に新しいロカビリームーヴメントを起こすべく奔走中のMisaki率いるハイブリッド・ロカビリーバンド、The Biscats。年明けの札幌公演からスタートした全国ツアー【The Biscats TOUR 2023「The Biscats」】のファイナル公演を3月4日(土)東京・渋谷 STREAM Hallにて開催した。

<観客の声出し解禁! 史上最大規模のツアーファイナル>

 各会場のキャパを前回のほぼ倍にして臨んだ今回のツアー。バンド史上最大規模のワンマンライブとなったファイナル公演では、各地のツアーポスター、メンバーのバイク、衣装や楽器の展示、今までのバックドロップ掲示を各階に設置し、写真を撮ったりしながら楽しめる仕様となっており、開演直前にはライブフロアに満員のオーディエンスが集結していた。そこへMisaki(vo)、Kenji(g)、Suke(b)、サポートメンバーの奥村大爆発(dr)、カノリュー(key)が気合いの入った表情で登場すると、最新シングル曲「ジレンマ」から「Baby Boo」「Still I Love You」と早々に凄まじい熱気を生んでいく。コロナ禍で長らく封印されていた観客の声出しが解禁されたこともあり、誰もが興奮気味に喝采の声をステージへ送っていた。

 さらには、ファンとコミュニケーションを交わしながら「やっとライブらしさが戻ってきたよね。今日はみんな最後まで楽しんでいきましょう!」と、オールディーズダンスチーム・Good Spiritsの女性ダンサーたちを迎え入れた「Sweet Jukebox」や「Feel So Good」をみんなでゴキゲンに歌い踊り、観客のリクエストで披露する楽曲を決めるカバーコーナーでは「ジュリアに傷心」「タッチ」「ルージュの伝言」の中で最も拍手の数が多かった「ジュリアに傷心」をクールかつ艶やかに熱演。そのままのテンションで「恋はあせらず」「ラストサマーデイ」と多種多様なロカビリーで会場をひとつにしていく様は、実に爽快だ。

<嬉しい発表続々! 新曲やカバーアルバムのリリースも>

 続いて、The BiscatsによるGRP(ガンバロカビリープロジェクト)の紹介が幕間VTRで上映されると、ロカビリーを若い世代に広めていくべく「01.主催ライブは18歳以下無料とします」、アジア各国のロカビリーアーティストと「02.アジアロカビリー連盟を設立します」、そして当面の目標である「03.2024年8月に渋谷公会堂(LINE CUBE SHIBUYA)に2000人集めます」──といった3本柱から成るプロジェクトへ応援の拍手を贈るオーディエンス。

 そんな愛すべきみんなのもとへ再び現れたThe Biscatsは、この上なくハートフルかつグルーヴィンな楽曲群「My Hometown」「lingering scent」「sweet drive」を立て続けにお届けすると、今度は新たな3つの発表をアナウンス(01.この公演を4月1日からVR配信 02.5月14日にウルトラ寿司ふぁいやーと2MAN LIVE 03.新曲、先行配信、カバーアルバムを7月に3週連続リリース)。2020年代に新しいロカビリームーヴメントを起こす。その夢に対する本気度が高まり続けていることを証明するお知らせの数々に、自然とファンのテンションも高まっていく。

<今は3人が3人の人生を背負ってThe Biscatsをやっています!>

 ライブ後半では、その情感豊かなボーカルと情景広がる演奏が光るバラード「Fairy Tale」「Twist Again」からキュートな恋心が躍る「Do You Wanna Dance?」とラブソング3連発をお届け。そして、メンバーそれぞれに熱い想いが語られた。「こういう光景を見られるなんて思っていなかったので、嬉しい気持ちでいっぱいなんですけど、まだまだ超えなきゃいけない壁がたくさんあるので、それらの目標が達成できるまで皆さん、一緒に頑張って下さい!(kenji)」「今夜のR-1グランプリを捨ててThe Biscatsのライブに来てくれてありがとうございます! 最初は10人、20人ぐらいの人たちの前でやっていたのに、今日は500人ぐらいお客さんがいっぱい来て下さって。ここまで一緒に演奏してきてくれた仲間たちにすごく感謝しています(Suke)」

 「今回のツアーはこれまでの2,3倍の広さのハコをまわるということで、決まったときは……それで成功しなかった場合、その現実に向き合えるのかなって本当に怖かったんですけど、いざツアーが始まってみると全会場たくさんの方が集まってくれて……ホッとしています。私は2016年にロカビリーシンガーとしてデビューしたんですけど、関西からkenjiとSukeを呼んだらそのときの環境をすべて捨てて来てくれたんですよ。だから、私は2人の人生も背負ったから、とにかく私が頑張らなきゃいけないってずっと思ってきました。でも、今は2人がすごく頼もしくなって……今は3人が3人の人生を背負ってThe Biscatsをやっています! まだまだ登らなきゃいけない山はたくさんありますけど、達成したときにもっと凄い自分たちになっていると信じて、来年の渋谷公会堂に向けて突っ走っていくので、どうか皆さん応援よろしくお願いします!」

<ロカビリーレジェンドの熱狂を想起させるクライマックス>

 そんな涙が溢れてしまうほどの想いを乗せて畳み掛けられた「ビスキャッツブギー」「Teddy Boy」「ハートのエース」「take away」「Hot & Cool」のキラーチューン5連発は、かつてエルヴィス・プレスリーやストレイ・キャッツ、BLACK CATSやMAGICといったロカビリーレジェンドに魅了されていた人々の気持ちもこうだったのではないかと思わせるほど、凄まじいエモーションを会場中に大スパークさせ、熱狂の渦を巻き起こしてみせた。それだけのライブを体感させられては、当然ながらオーディエンスの興奮は冷めやらず。鳴り止まない「ビスキャッツ!」コールを受けてステージに戻ってきたThe Biscatsは、さらに「ブルーベリー・ナイト原宿」「Rockin' Through The Night」を全身全霊でパフォーマンスし、それでもまだアンコールを求めるみんなの為にセットリストになかった「バンビーナ」まで特別に披露し、爆発的な多幸感とともに【The Biscats TOUR 2023「The Biscats」】の幕を閉じた。

 前述の通り、2023年も夢の実現に向けて様々なアプローチを繰り広げていくThe Biscats。音楽シーンに夢を追うストーリーは星の数ほどあれど、伝説として眠っていたロカビリームーヴメントを今一度巻き起こさんとするストーリーは他になし。ぜひ今後の動向にも注目してほしい。
 
取材&テキスト:平賀哲雄
カメラマン:山田久美子

◎ライブ【The Biscats TOUR 2023「The Biscats」】ファイナル公演
2023年03月4日(土)東京・渋谷 STREAM Hall セットリスト:
01.ジレンマ
02.Baby Boo
03.Still I Love You
MC
04.Sweet Jukebox
05.Feel So Good
MC
06.ジュリアに傷心
07.恋はあせらず
08.ラストサマーデイ
幕間VTR
09.My Hometown
10.lingering scent
11.sweet drive
MC
12.Fairy Tale
13.Twist Again
14.Do You Wanna Dance?
MC
15.ビスキャッツブギー
16.Teddy Boy
17.ハートのエース
18.take away
19.Hot & Cool
En1.ブルーベリー・ナイト原宿
En2.Rockin' Through The Night
WEn1.バンビーナ

◎イベント情報

ライブ【The Biscats X ウルトラ寿司ふぁいやー 2MAN 「Harmony & Rockabilly Night」】
2023年05月14日(日)渋谷LIVE STAGE GUILTY
チケット一般発売日:4月8日(土)

イベント【4th ANNIVERSARY PARTY】
2023年04月01日(土)原宿RUIDO
OPEN 18:00 / START 18:30
チケット:SOLD OUT

◎The Biscats オフィシャルYouTube「The Biscats Channel」
https://youtube.com/c/TheBiscatsChannel
◎The Biscats オフィシャルHP
https://thebiscats.com/
◎The Biscats オフィシャルTwitter
https://twitter.com/BiscatsStaff
◎The Biscats オフィシャル Instagram
https://www.instagram.com/biscats_staff/