<わたしたちと音楽 Vol.13>仲條亮子(YouTube日本代表)が語る、クリエイターたちの多様な表現が与える勇気
<わたしたちと音楽 Vol.13>仲條亮子(YouTube日本代表)が語る、クリエイターたちの多様な表現が与える勇気
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 【ビルボード・ウィメン・イン・ミュージック】(WIM)の日本版実施に伴い、独自の観点から“音楽業界における女性”にフォーカスしたインタビュー連載『わたしたちと音楽』のVol.13に、2013年からグーグル日本法人執行役員を務め、2017年にYouTube日本代表に就任した仲條亮子が登場した。

 幼い頃は、母親をはじめ、ニュースキャスターやエンターテインメント界の女性たちとその表現の力に憧れていたという仲條は、学生時代に留学を経験し、テレビ局に入社することでキャリアをスタートした。YouTube日本代表となった現在も表現者へのリスペクトは変わらないそうで、「クリエイターでも、アーティストでも、様々な方々が苦労しながらも何かを作り出し、感動や明日への希望を与え、私自身も力をもらっていると感じます。それに加えて自分が経験を重ねて感じるようになったのは、表現者、ビジネスリーダー、ジャーナリスト、母親、どの様な立場の人でも社会やコミュニティに貢献している人たちだということ」と述べている。

 新しい表現者が日々誕生するYouTubeだが、注目している女性クリエイターについては、「サロメ嬢こと壱百満天原サロメや、P丸様。の人気や波及力は凄まじいです」と述べ、「そういったクリエイターたちの多様な表現を見ていると、“自分らしさは自分で決めて良いのだ”と勇気をもらえます」と明かしている。

 また、音楽やエンターテイメント業界でのジェンダーギャップに関しては、“変革の兆しは見えている”と話し、「まだ解決されない問題は多々ありますが、私は希望を感じているのです。個々人の努力はもちろん、次世代の人たちの成長のためのプログラムがあったり、社会全体でのポジティブな働きかけがあったからだと思います。優秀な人材はジェンダーを問わないことも明らかです。私たちは希望を持ちながら、この変化を加速させるために何ができるかを考えるべきなのではないでしょうか」とインタビューを締めくくった。

 インタビュー全文は特集ページにて公開中だ。また、【ビルボード・ジャパン・ウィメン・イン・ミュージック】の特設サイトでは、これまでのインタビューやプレイリストなどをまとめて見ることが可能だ。

 2007年からアメリカで開催されている【ビルボード・ウィメン・イン・ミュージック】は、音楽業界に貢献した女性を表彰するアワードで、2023年版は3月に実施された。日本では、インタビューやライブ、トークイベントといった複数のコンテンツから成るプロジェクトとして2022年秋にローンチした。

Photo: Yu Inohara

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