■深い森の中に横たわるハート形の湖
日高山脈の最南端、太平洋に面したえりも町の、深い森の中にある自然湖の「豊似湖(とよにこ)」。地上からは馬の蹄形、上空からはきれいなハート形に見えることから、「馬蹄湖」「ハートレイク」とも呼ばれている。周囲1キロメートル、水深最大18mあり、散策しているとエゾシマリスや、氷河期の生き残りと言われるエゾナキウサギの姿を見かけることも。しかし、手つかずの森にはヒグマも生息するので、対策をしっかりして出かけたい。
■「恋の島」伝説のある古宇利島のパワースポット
沖縄本島と1960mの古宇利大橋で結ばれた古宇利島。周囲8キロメートルほどの丸い島で、エメラルドグリーンの美しい海に囲まれている。島の北にあるティーヌ浜には波の浸食で削られた、キノコのような岩がふたつ。奥の岩はハート形をしていることから、ティーヌ浜のハートロックと呼ばれている。岩の左側から見ると、より整ったハート形に見える。
■干潮時のプレゼント、幻の透明ハート
干潮時にのみ現れるハート形の潮だまり。奄美大島の東側に位置する龍郷町の、県道82号線から少し入った海岸にある。いつでも見られるわけではない幻のパワースポットだ。きれいなハートに見えるタイミングは潮位80cm以下の干潮時の前後1時間で、波がなく海が穏やかな時。
(朝日新聞出版・生活文化編集部)