謹賀新年。新たな1年の始まりに合わせて、2022年のペナントレースを大予想! どこよりも早い順位予想として、今季のセ・リーグ各球団を分析したい。
【写真】「平成で最もカッコいいバッティングフォーム」はこの選手!
【1位】阪神
矢野燿大監督体制4年目を迎える2022年。これまで3位、2位、2位とAクラスを続けているが、今度こそ優勝を果たさなければならない。戦力的に見ても、西勇輝、秋山拓巳、青柳晃洋、高橋遥人、ガンケルに伊藤将司が加わった先発陣が非常に強力。懸念は42セーブを挙げたスアレスが退団したことだが、後釜としてケラーを獲得。鈴木勇斗、桐敷拓馬の大卒ルーキー左腕2人も即戦力として期待できる。野手陣では、佐藤輝明、中野拓夢の存在が打線を分厚くしており、梅野隆太郎の残留が大きな後押しになる。ゲーム差なしの5厘差で2位となった2021年。チーム全員が噛み締めたその悔しさを、「17年ぶりの歓喜」で晴らしてもらおう。
【2位】DeNA
“番長”三浦大輔新監督の下で挑んだ2021年は借金19の6位だった。だが、4月終了時点(31試合)で借金15を背負っており、5月以降の戦いだけを見れば、十分にAクラス入りが可能なチームだったと言える。投手陣では今永昇太、東克樹の復活が非常に大きく、2年目を迎えるロメロにも上積みを期待できる。野手陣では、牧秀悟が早くもチームの顔となり、森敬斗にもブレイクの予感。課題の機動力をアップできれば、得点パターンも増える。上位進出の鍵はリリーフ陣を再整備できるかどうか。まだ未完成のチームではあるが、勢いに乗れば優勝争いは可能。「2年目の番長」が台風の目となると予想したい。
【3位】ヤクルト
就任2年目で見事なリーグ優勝&日本一を成し遂げた高津臣吾監督。このまま「黄金期」へと突入したいところだが、勝負の世界は決して甘くなく、3年目も「絶対大丈夫」とは言えない。もちろん、力はある。山田哲人、村上宗隆の2人の存在感は非常に大きく、奥川恭伸のさらなる成長も見込める。ただ、選手層は厚いとは言えず、2021年の優勝の要因のひとつには「怪我人が少なかったこと」もある。それ以上に心配なのが、「連覇の難しさ」だ。1990年以降、7度の優勝を果たしたが、連覇は1度(1992、1993)のみ。それ以外の優勝翌年の順位は4位、4位、2位、5位。2022年は、果たしてどうなるか。