気になるのは、この「台本」を事前にRIZINが認識していたかどうかだ。
「RIZINはこの一件に関して沈黙していますが、事前に認識していたとしたら大変なことです。台本を黙認していたと取られかねないし、ガチンコ勝負ではなくなる。格闘技ファンも不信感が高まっているし、出場している選手たちも不安になる。事実関係をきっちり調査し、記者会見を開かないと収拾がつかないと思います」(スポーツ紙記者)
シバターは5日に自身のYouTube動画で、総合格闘技を引退することを表明。その発言から反省の色は全く見えない。「話題に上がるのはシバターと久保さんの試合のことばかりでございます。RIZINの主役になってしまい誠に申し訳ありませんでした。完全にRIZINを食ってしまいました。久保優太さんを食うどころか、RIZIN全体を食ってしまった」と皮肉たっぷりに謝罪。今後は「プロゴルファーを目指したいと思います。ゴルフを始めたいと思います」と宣言してスポンサーを募った。
「RIZINはシバターに完全にナメられています。もう今後は目先の視聴率稼ぎでYouTuberをリングに上げるのはやめた方がいいと思います。実力だけでなく出場する選手の知名度は確かに大事ですが、格闘技団体がスター選手を育成する気概がないとファンから見放されますよ」(テレビ関係者)
RIZINはこのまま沈黙を貫くのだろうか。(神沢竜也)