ただ、筒香は、最近その評価を上げている。昨シーズン途中にパイレーツに移籍してからは、筒香は8本塁打、8二塁打、1三塁打、長打率.535と長打力を復活させ、シーズン終了後早々にパイレーツとの再契約も果たしている。アメリカで人気の『ファンタジー・ベースボール』という実在の選手(成績)を使ってポイントを争うシミュレーションゲームの予想においても、筒香は注目を集めている。同ゲームの情報メディア『ファントラックHQ』は、筒香を今シーズンの一塁手では伏兵になるという予想を展開する。その理由について、次のように述べている。

「筒香に関しては、誰も話題に挙げていないが、ファンタジー・ベースボールにおいては伏兵だ。筒香は、昨シーズン3チームでプレーしたが、ドジャースではチャンスがなく、ほとんどをマイナーで過ごしたが、パイレーツ移籍後は全てが変わった。三振率は低下し、コンタクト率は上昇。パイレーツでは全く別の打者になったようにみえた」

 このように、パイレーツ移籍後に大きな飛躍を遂げた筒香は、その評価が一転した。同記事でも、「(昨年は)バレル率10.5%、ハードヒット率35%以上を記録。筒香は、プレー機会さえあれば20本以上打てるパワーがある。今年はパイレーツの2番打者になると予想され、毎試合出場するだろう。(筒香の成績)予測では保守的な見方もあるが、筒香は最も優れた伏兵である」と、今シーズンの活躍を大いに期待するコメントを載せた。

 一方、特に秋山は、地元メディアからも厳しい見方をされている。レッズの専門メディア『ブログ・レッドマシン』の「秋山翔吾に可能性がある3つのトレードシナリオ」という記事には、次のように述べられてる。

「来シーズン年俸800万ドル(約9億2000万円)を受ける秋山について、シンシナティ・レッズは喜んでトレード相手を見つける時期が来たようだ」

 秋山のMLB通算成績は、317打数で71安打、21打点、打率は.224で、本塁打は0本である。この成績に対し、本人は「この2年間ダメだったのは明確。簡単なシーズンではないと思う。しっかりやらないといけない」とインタビューで語り、オフの自主トレでは、打撃フォームの改良、体重の増加、バットの形状を変えるなど、大幅な変革に取り組んでいる。

暮らしとモノ班 for promotion
台風シーズン目前、水害・地震など天災に備えよう!仮設・簡易トイレのおすすめ14選
次のページ